雨だから・・・換気扇を止めて洗濯干し。

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新潟県では待ちわびたまとまった雨。おかげで梅雨並みに結構じめじめしている。こんな時、室内で洗濯干しは換気扇を止めたほうが良い。

脱衣所やUB内での洗濯干し風景のイメージ。この時、上に写っている排気換気扇は止める。この換気扇が24時間換気扇となっている場合は使う。

梅雨時期の雨の日は室内で洗濯物を干すはず。乾燥機なら別に問題無いが、上の写真のように洗濯物干すときには、私は風呂などの換気扇を止める。

「えっ」

と思われた方、その方はお風呂CFをまだ使っていない方。

こんな梅雨もどきの雨の日は換気扇によって入ってくる湿気のほうが洗濯物から出る湿気より多いので換気扇を止めた方がエアコンの電気代は安くなり、室内のRH(相対湿度)も下がる。

クリックすると大きくなる。25度95%の湿気量は19.2g/kgで26度53%の湿気量は11.3g/kgと見て取れる。

これは感覚的な事でなく科学である。

上の湿り線図で説明する。

今日の雨降りの朝は25度でRH(相対湿度)95%だった。この時エアコンを運転している部屋の温湿度は26度RH(相対湿度)53%である。ここから外気には1kgあたり19.2gの湿気が入っていることがわかる。一方室内の空気は1kgあたり11.3gの空気が入っている。

洗濯物干すために換気扇をつけるとする。すると拙宅では100m3/hの排気換気となり、洗濯物が乾く8時間換気扇を使うとその間は、室内に外気が同じだけ入ってくる。室内空気のよりどのくらい湿気が入ってくるかを計算する。湿気量の差は上からわかるとおり7.9g/kgだから一時間に1027mlの湿気が入ってくるとわかる。さて洗濯物に含まれる水が3000mlとすると、当然湿気も同量になる。しかし排気用の換気扇を使うとたった3時間で洗濯物の湿気量を超える外気の湿気が入ってくることになる。つまり洗濯物乾かすために換気扇を3時間以上行なっていると、逆に湿気が室内に多くなる。もし8時間なら5L分の水が余計に室内に入ってくることになる。

このように換気扇を止めてお風呂CFを使うとエアコンの電気代も安くなり湿気も低くなる・・・という理屈だ。強者では当初の1から2時間のみ排気用換気扇を使い、その後はOFFにしてCFのみでい行なうという。洗濯物の初期にはより多くの湿気が放出されやすいので確かに合理的だ。特に脱衣所CFやお風呂CFを洗濯物に向けて風を当てるようにすると3時間ほどで概ね乾くのでありがたい。

そんなCFの問い合わせが最近おおくなり、、しかも同じ質問が殆どでありメイルでお答えするのは少しやっかいなので、明日くらいに風呂CFの簡易設計マニュアルを公開する。この機会に是非風呂CF(循環扇)を検討してほしい。

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