エアコンのスローリークが衰退の象徴にならなければ良いが。

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2020年に交換した後2年目で再び油まみれの室内熱交換器。油染み跡は至る所でピンホールがでた証拠。 「緑の家」オーナーさん提供。

まあ、酷い室内熱交換器の状態。アブラまみれこの室内機は東芝製エアコンで、これで2度目の全交換(室内熱交換器)となる。当然メーカーの保証5年も切れているし、同一故障の場合は保険適用外とも言われるので、この修理費10万程度はどうなるのか・・・。

 本格的な冷房の季節に入るとここ数年間必ず発覚するスローリーク。先月連絡があり、その後今月上のように再び取り替えとなった。2年でこんな状態。「緑の家」オーナーさん提供。

費用は半年前にここのブログでご紹介した東北電力さん系列の保険に入ったので、修繕費用は無料となった。

しかし、高い確率で起きるかもしれないと入る保険は、本来の保険システムではない。保険は万一という確率のためのシステムで、高い確率で起こる場合は保険という定義にそぐわない。今後エアコンのスローリーク修理が増えれば、保険適用外になると思うが、その時は保険会社がしっかりとしたステートメントを行ない、今のエアコンの故障現況を広く国民に知らせて頂きたい。

以下は頂いたメイルである。

おせわになっております。

新潟の○×です。

本日、エアコンの修理が終わりました。

前回と同様の症状でした。

室外機は問題なし。

室内機の配管が錆びて破損し、そこからガス(冷媒?)が漏れていたとのことです。

約3時間の修理でした。

添付の写真をご覧ください。

前回の修理が2020年2月25日でしたので、2シーズンでダメになりました。

東北電力の保険で修理費用はまかなえましたが、それにしても・・・。

通常料金だと10万円くらいになるか?ということでした。

この分だと、また2年後にはかなり高い確率で同様のことが起こりそうです。

(中略)

他のメーカーにしても、東芝製と同じ症状が出そうですし。

というわけで、報告いたします。

長い夏が続きそうですが、ご自愛ください。

「緑の家」のオーナーさんから頂いたメイル

エアコンメーカーさんも言い分があると思うが、昨今のエアコンは24時間連続運転が多くなっていて、1989年に制定された期間平均効率の時から検討され30年以上経たJIS-C9612の改定が早急に必要である※。

※現在の標準運転時間は2005年の改定によるものだが、1989年にはその原点は既にあったため。

終戦後の日本の工業製品の進歩は目覚ましかった。欠陥のある商品が出回ったこともあるが、メーカーはそれをテコとして新製品や改善品をだし、その後の白物家電で名実ともに世界一となった。しかし今は見る影もない。少し前の中国製品は品質が悪かったので安くとも買うことはなかったが、国内製品の品質が下がった今、国内品を買うメリットはなくなったと言わざるをえない。

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