CF(循環ファン)設置後の感想  五日町の家

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壁にCF(循環ファン)が設置され、浴室天井には排気用換気扇がある。この排気用換気扇は今のところほぼ使わない。

CF(循環ファン)は既に40棟以上の実績(2018年)を持つシステム。

何度も詳しく紹介しているが、3月の下旬からご入居されている五日町の家で3ヶ月間利用した建て主さんの感想を伺った。

五日町の家は既製品のユニットバスを使用せず、現場でFRP防水をして大工さんと左官屋さんが造る在来工法の浴室。そのため壁にはこのようにヒノキを貼る事が可能。

建て主さんは当初この木の壁が排気型換気扇を使わないで乾くのか心配だったが、実際CF(循環ファン)を使って見ると「すぐ乾く」を実感して、今のところ排気型換気扇は一回も使っていないし、これほど乾くとは思っていなかったそうだ。

上写真のように壁にCF(循環ファン)があり、写真の左端にわずかに見えているのが、浴室に連動する脱衣所のCF(循環ファン)である。この二つで、浴室は乾くし、脱衣所に洗濯物干してもすぐに乾くそうだ。超高断熱高気密で冬期の家中暖房した家の洗濯物はすぐ乾くが、暖房をしていない春期でも洗濯物が乾きやすいところがCF(循環ファン)のメリット。当たり前だが、小さな扇風機が洗濯室で回っていると同じだから・・・。

このように・・・CF(循環ファン)は如何に早く浴室、洗濯物を乾燥させるかを考えた装置である。

ところで・・・

五日町の家の見せ場は・・・ここ!

ここから見える薪ストーブでこの家の内部に「ゴースト」が引き込まれる。見えそうで見えないキッチンと家族の間・・・。コンクリートの明るいグレーが木と白い壁にとても似合う。

玄関から一番奥にある薪ストーブまでの感じがいい・・・。

この奥までのびる土間コンクリート仕上げ(実際はモルタルだが)がとーっても良い。

木との見切りはあえて設けず直付けしている。

しかも・・・実際靴下でこのコンクリート(実際はモルタル)の上を歩いても違和感がなく、冷たく感じるわけでもなく、なんか良い肌触り。これなら木の部分からはみ出して歩いても全く問題なく、逆にこのコンクリートの上を歩きたくなる・・・。ああー裸足の土間キッチンも良いね。

建て主さんも私もそんなに心配していなかったこの全く段差や仕上げの差がない玄関と玄関ホールは、軽い足ふきマットのみの結界だけでOK。ご友人も間違うことなくここで靴を脱いで頂けるとの事。

また普通の靴箱を寸法の関係で設ける事ができなかったので、靴はご覧のように斜め板に乗せる収納。これも好評で特に問題なし。通常こんな靴箱はお薦めしたことはないのだが、建て主さんによっては・・・「使いこなして頂ける」との直感で薦める。これは土間キッチンの家=城山の家でも階段を使った変った靴箱があった。

家の外観や構造などは間違いなく「無難」が良いと思っているが、このような内部のインテリアは時たまぶっ飛びスタイルもある。家の内部造作はその人にあう事が第一優先だと考えている。

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