千葉県船橋坪井町の家 2か月メンテ

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シルバーリーフのオリーブのシンボルツリーがいかにも温暖地らしい。

昨年完成した坪井町の家の2か月メンテナンスに昨日伺ってきた。入居されてからもう7か月経ってしまったが、私的なこと、業務のこと、COVID-19の影響も少しありかなり遅くなってしまった。

「緑の家」の基礎は一般の基礎の2倍以上の高さを持つ。そのため温度変化の応力を受けやすい。立ち上がり下部はスラブでしっかり拘束されていることと、地中の温度の影響を受けるので、温度による伸びは発生し難いが、立ち上がり上部は夏の温度影響を受けるので伸びる。このため基礎上部から下部へ応力が発生し、その影響でヘアークラックが発生する。特に春から夏にかけて作った基礎は夏にまだ硬化途中なので影響受けやすい。このため「緑の家」の基礎では目地をつくりそこにヘアークラックを集中させ、美観的なことと耐久性に配慮する。坪井町の家の基礎はヘアークラックが誘発目地でしっかり出ている。反対側の北側は誘発目地の真ん中で出てしまった。目地間隔は4m以下としているが3m以内も検討する予定。

ひびが大きければ最終的にはシーリングまたは無収縮モルタルで目地をふさぐ。
スタディー模型がまだかざってあるのがうれしい。

一方冬場RH(相対湿度)の下がるこの千葉において、AEPのヘアークラックがほぼないことは、施工された塗装職人さんと大工さんの下地が良かったのだろう。カラカラに乾く関東でもAEP仕上げは定番である。

床下内に余裕に収まる2台のロードバイク。ドイツのCUBEで軽いから一番奥で鎮座する。

「緑の家」の床下空間は1.4mでどんなものでも仕舞い込める。オーナーさんはロードバイクが趣味であり、なんと4台も収蔵している。そのうち2台は床の一番奥にそのままの形で入っている。

応力に見合った自由な太さのフレームからはもう金属(カーボン)ではないとすぐわかる。価格はお伺いしなかったが、たぶんこの2台で相当な値段なのだろう。

今はブレーキはディスクなのですね。

一方この点検で不備が発見されたのは換気設備でどうもOUT側のモーターが動いていないようだ。

こんな事始めてですぐにメーカーに連絡してもらうようにお願いした。また外部において排水施工(水勾配とジョイント)の不備もありこちらも修繕となった。

                                               

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