床下暖房でのペットボトル型蓄熱の効果
  その1  建築学会査読論文から 

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「緑の家」では6年前からペットボトルによる床下内蓄熱が行われていた。このアイディアは西裏館の家のオーナーさん。改めて思うが実測された結果からも如何に合理的かわかる。

この写真は2012年に竣工した「緑の家」の床下に当時設置された市販されている飲料水の2Lのペットボトルを500本並べた時の写真です。当時は計算しか実証出来なかったこのペットボトル水の蓄熱効果と同様な実証論文がありましたのでご紹介します。

2017年9月号から

ここから下の図、表等は全てこの論文からの抜粋。尚、カラーで示された部分はわかり易くする為浅間が手を加えた事をお許し頂き、この場を借りてお願いしたい。

9月号の建築学会査読論文です。

実測を行ったグループは床下暖房の研究では多くの発表をされており、このブログでも度々ご案内しております。

まず研究の目的は、

元祖、老舗の床下暖房をおこなっている企業グループが、そのシステムをバージョンアップさせた時の効果の検証実測のようです。

新しくされたところは、

・屋根の集熱システムの効率化
・夏期の太陽熱除湿冷房
・真空断熱建具
・PCM蓄熱
・ペットボトル蓄熱
・スラブ下断熱材

等です。下はその更新内容が記載された図です。

ここで注目なのは、「緑の家」でも6年前から行っているペットボトルによる蓄熱の効果が実測された事です。そしてその結果が衝撃的・・・

次回に続きます。

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