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超高断熱の家 環境住宅「緑の家」は必要か?

赤字2009.09.16加筆

あるサイトのブログを見ていたら、食糧危機がおきた時のマニュアルがあることを知った。その名前は「不測時の食料安全保障マニュアル」となっている。この中で想定されているレベル2には、「一人一日当たり供給量が2000Kcalを下回ると予想される場合を目安」とあり、例として国内農産物だけで2020Kcal分の食料を考えると、

上の表のとおりである(農水省HPから抜粋)。この食事内容だけで2000Kcalを超えるとは、いかにいつも過カロリー生活をしているのかがわかるし、国内物だけだとこんなものか?とショックを受ける内容だ。しかしこれは現実に起こりうるということと考えたほうがよい。現在の世界の人口は、68億くらい。ところが2025年には79億になると予想されている。現在でも飢えで苦しむ人々はたくさんいる。これがさらに増え、世界的に穀物が不作になると、日本に輸出してくれる国は少なくなるであろう(今は円にものをいわせて買ってこれるが、・・・)。農業のことは私は専門外なので何か自分なりできることはないかと考えると、国産材を積極的に買うことしか思いつかない。

また、石油が不足するとまず最初に農作物に使われる石油の確保がおこなわれる法律があるのをご存知だろうか?この法律は石油需給適正化法と呼ばれている。よって石油が入りにくくなると暖房(北海道を除く)や家庭のマイカーなどは制限される可能性がある。この場合、新潟県の住宅は寒さを我慢する生活になるのだろう。その時に超高断熱の家であれば、家内部での発熱(人、調理など)で少しは温度が上がるはず。太陽が出れば充分暖かい室温も考えられる。しかし今の次世代基準の断熱ではそこまで室温が上がることはなく、この1/3以下と考えられつらい生活となる。今からその時のための準備をしておこう。拙宅は20年前は新潟県で充分と思われるQ値1.9W以下であるが、今実感するのはもっと高性能(Q値が高い)が必要だということ。だからお勧めしているのが緑の家SS仕様である。確かに金額は3から4万/坪(40坪程度の断熱性のみSSプラン。その他の仕様はSプラン)やは上がってしまうが、当時の高気密高断熱住宅がそうであったように価値はある。

ちなみに海がまん前というせいか、拙宅の樹脂サッシのガラスを止めている押し縁ビートから、暴風雨のときは、注射器で出すように水がにじみ出る。そろそろパッキンの取替え時になるのか?まだ築18年である。