「 2010年01月26日 」一覧

見学会に来れなかった人のために・・・。超高断熱+床下暖房の家 ①

彫りの深い窓がこの住宅の高性能を物語ってます。屋根形状は、ソーラーパネル(太陽光発電パネル)をできるだけたくさん載せたいがための形状です。屋根の勾配は27度で一番効率の高い30度とほぼ同じです。片流れ屋根でないのは、
1.高さが高くなりすぎて10mを超え、近隣に迷惑をかける。
2.屋根に出入りしやすい形状を配慮した。

サッシ周辺に窓枠(凸)があるのは飾りではなく、サッシ単体交換を可能にするためのもので、欧州や北米の住宅や集合アパートメントは交換が可能なようにこのような形状になっていますね。SSプランなので庇は必ず設置されております。

大きな吹き抜けがありますが、これで耐震性は最高等級の3を取得認定しております。1階床から吹き抜けをとおし2階天井まで6mあります。この高低差でも温度差が限りなく0度でした

2階のホールです。左にシーリングファン(大型扇風機)が見えますが、これは超高断熱住宅にありがちな太陽日射による冬期のオーバーヒートした空気を拡散させるものです。
2階の天井は屋根下地のままで、天井高さを2.7m確保しつつコスト削減と「木」の視覚的なものを楽しむためのものです。むき出しの構造柱や天井の合板など、無垢材には拘りませんが、木の素地に拘る質実剛健仕様です。

インテリアはほぼ木の「素地」と漆喰の壁の色だけです。この雰囲気は感じよいですね。