床下を暖める暖房(床下暖房)はすばらしい暖房システムですが欠点も多くあります。これは以前から当ブログやHPでもご案内してきました。この欠点についはこちらをご覧ください。
さて本題の床下暖房種類ですが、大きく分けると下の4つですね。
番号 | 名称 | 暖房方式 | 熱源 | 耐久性 | ランニングコスト | メンテナンス | 取り替え 容易さ |
設置 費用 |
A | 蓄熱床下暖房 | 蓄熱タイプ (深夜電力) | ニクロム線等 | ◎ 30年 | ○ | ◎ | × | △ |
B | 緑の家 SSプラン | 蓄熱タイプ (深夜電力) |
エアコン (空気) |
○ 15年 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
C | 温水床下暖房 | 常時 通電タイプ |
温水 (エアコン) |
○ 15年 |
△ | △ | ○ | △、× |
D | エアコン床下暖房 | 常時 通電タイプ |
エアコン (空気) |
○ 15年 | △ | ○ | ◎ | ◎ |
上の熱源は全て電気です。灯油タイプの床下暖房もありますが、既にランニングコストやメンテナンス性でメリットはありませんから、今後なくなっていくと思いますので記載しません。
新潟県で最も普及しているのがタイプAの深夜電力を使いニクロム線等で発熱、基礎コンクリートに蓄熱させて暖房を行うタイプです。このタイプは耐久性が最もあり一般には30年以上は十分使えると思います。但し今後この方式はその発熱方式がCO2を多く発生させるので次第になくなるでしょう。
Cタイプは最近のもので、お湯をヒートポンプでつくりそれを床下空間で放熱させるシステムです。一日運転させるのでBタイプより運転費が最大で3倍にもなる事があります。Aと同じようにコンクリートに蓄熱させるタイプもありますが、これはヒートポンプ効率が下がったりメンテの面で一般的ではありません。価格は高めです。
Dタイプは最近最も多いタイプの床下暖房です。所謂床下エアコン暖房と呼ばれてます。ほとんどがメンテナンスのため一階床付近にエアコンを設置し、温風を床下に吹き込むタイプです。手軽で簡単なの事が最大のメリットです。ただ普通の基礎ですと蓄熱は期待できませんし、床下内掃除ができません。運転は一日通電させるのでBタイプより運転費が最大で3倍にもなる事があります。
Bタイプは「緑の家」の方式です。高基礎と組み合わせて安価な深夜電力運転で蓄熱させるとCやDよりも1/3のランニングコストになる方式で、床下暖房の弱点を克服した暖房方式です。
細かい内容はこちらにありますのでご覧ください。