広島県広島市南区に計画されている「緑の家」の模型が完成した。
スペックはAグレードの耐震等級3+制振テープとなる総2階建てで質実剛健な「緑の家」となる予定。UA値は準防火地域となるためAグレードでは少し低い0.26以下を予定しているが、それでも等級7となる。
太陽光発電を載せるが、片流れのような形態ではなくご覧の通り無難な切妻屋根でその中央に穴があき左右に太陽光発電がのる。
この周辺は3階建ても半数を占めるくらい住宅の密集地となるため、コーナーサッシをとってもプライバシーを保つためカーテンなどで光や視界を遮ることになる。そこでいつもの光庭の出番である。建物中央に壁で囲まれた外部空間をとることで、一階へ差す外部からの視線をカットし、一階ではいつでもカーテンなしの外光を楽しめるような計画となる。
40年ほど設計を行っているが、住宅規模であってもやはりスタディー模型で新たな発見や修正が起こる。いまでも模型には助けられている。