
巻新町の家では玄関廻りの金物に拘っているとご紹介した。上は玄関灯だが、シンプルに見えているが本物の真ちゅう製で、しかも傘は小槌打ちだしで手仕事感があり質感は最高によい。価格もこの小ささで結構するが、この価格なら納得する品質。

真新しいシンバルのような輝きはそのうちに落ち着いた色に変わるがそれもまた良い。
真ちゅうといえば玄関戸はいつものLB-R(堀商店)。ホントにこれは自身でももう30年使い続けているが、触るたびにその質感に満足させられる。本物の道具という数少ないポリシーを感じる。

この取っ手は、標準の取っ手の数倍の価格だが、それに見合った質感を感じ毎日数回触れるたび、そして独特のキーを差し込むたびに気持ちよさを与えてくれる。これは既製品のアルミ戸や安価なステンレス取っ手では絶対感じられない感覚で、コストは金物にかける・・・と昔から建築家のなかで言われている提言。

そして門灯も真ちゅう製。既に色も変わっているがそれがよい。

これら上の写真のように玄関廻りの金物は真ちゅう製で固めている。それは室内側も同じでいつも使う照明器具もそこも真ちゅう製の金物としている。この真ちゅう製に拘ったのは全て建て主さんのご要望。


最後は真ちゅう製のペンダントライトをトイレにに使っている。電球は建て主さんの持ち込みで、トイレは不思議な空間になっている。

