広島南区の家 中間気密測定とプチ見学会

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都市密集型住宅のセオリーである光庭を持つ「緑の家」

来月広島県広島市で現在建築中の「緑の家」の完成前検査に12月6日、7日と伺うので、折角だから現地プチ見学会を行う予定。

日時:12月7日(日)の10時~16時の間 (時間任意)

当日はスタッフと完成検査を行っているのでご覧頂きたい方はご連絡してほしい。ただ、検査も同時間に行っているので詳しく内部を説明できないかもしれないが、この機会に「緑の家」をご覧いただきたい方は是非どうぞ。場所は広島市南区で電鉄なら「ゆめタウン広島」がある「皆実町6丁目」の駅から徒歩2分くらいの場所。連絡を頂いた際に詳しい地図をお送りする。

◇概要 耐雪0.3m、Ua値0.22w/m2Kの超高断熱高気密。 また耐震等級3で長期優良住宅も取得しGX志向型住宅の補助金取得。科学的に裏付けされた堅実で無難な仕様。

◇予約方法:メール→arbre-d2@nifty.com(日本語部分を消してください)又はお電話で

◇写真は後日アップ

なぜ広島で「緑の家」が建築されるのか・・・それはこの気密測定でも明らかなのように、気密施工計画にもセオリーに準じた堅実な設計と工事監理を建て主さんから期待されているからだと思う。

左がプラスターボードを貼る前に気密テープだけで処理した気密性能で右がプラスターボードで抑えた気密性能。0.2㎝2/m2も数値があがる。

その中間気密測定だが数値はC値で0.3と0.1㎝2/m2でこれは気密施工の基本である、気密シートをプラスターボードで抑えているか抑えていないかの違いとなる。

気密シートで気密をとり、シートとシートは気密テープで連続させているが、やはり隙間ができやすい。

まず上の写真のように気密シートのままで且つすべてにテーピングをして気密確保した状態で気密測定をするとC値は0.3㎝2/m2となり、その一か月後に

気密シートの上にプラスターボード等で押さえつけて気密をとる。充填断熱では国のマニュアルに示された唯一のやり方である。安定性、耐久性ともに無難な方法。

気密施工の王道であるプラスターボードで気密シートを抑えて測ると0.1㎝2/m2まで上がった。確かに2回目のプラスターボードがある状態は完成前にほぼ近いので注意深く条件設定(スリーブなど塞ぐこと)をしているが、0.2も違うとは思ってみなかった。今回の気密測定は施工会社さんが自社で持っているためこのように融通がきくようで大変ありがたい。

最近は様々な手法で気密施工が行われているが、まず基本は

1.気密・防湿シート(JIS規定のポリエチレンフィルム0.2)で気密を取る事

2.気密シートを30mm以上重ねて抑えることで気密をとる事。

3.重ねが無理な箇所は気密テープを使うこと。

4.や無得ない場合のみだけシーリングや現場発泡ウレタンフォームを使うこと。

である。しかし最近は安易に4が行われるケースがあり、その耐久性は1と2の施工箇所より劣るので注意したい。

さて今現場は工事終盤で各仕上げと設備機器の取り付け段階である。

足場をばらし中。真っ白な外壁がようやく表れる。

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