
「緑の家」はご存じのとおり床高が一般の家の3倍近い高さにある。この為玄関への階段の段数は通常より5段程多いが、写真のとおり上がりたくなる雰囲気を創り出しお客様を招き入れるよう。各性能はトップクラスで大半が防火サッシなのにUa値0.22W/m2kで等級7(G3)、耐震等級3である。
この地域は準防火地域なので、本来はこのような木の外壁は作りにくいが、ちょっと工夫して木だけで囲まれた玄関ポーチとする。これは人に対して柔らかい印象を与えると同時に、ガルバニューム外壁の欠点となる、雨がかりのないところの腐食を抑えるデザインにもなるので外壁にもやさしい。ここを造って頂いた棟梁には、「木の外壁の固定が難しい」と嘆かれたが、流石・・・難なく仕上がりさらっと苦労の跡を見せる事がないのが素敵である。

「緑の家」では10年以上前から定番の木の階段。決してデザインだけではなく、これはメンテナンスで防御する対シロアリとして考えられた自然な答えである。

玄関は家の奥まったところで窓もないため暗いイメージがあるが、光庭からにじみ出る光のグラデーションで逆に開けた感じになっている。

玄関ホールに上がり振り返ると奥にウォークインの収納がある。

その2へ続く

