街中の家

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屋根同士の隙間は極わずかな街中の家。

今月末に完成し見学会も行う新潟市66番の家の屋根は白っぽい色。その屋根とくっつくように迫る周囲の屋根。街中の家はこんな状況が当たりまえである。

最近は白い外壁に屋根が明るい色と組み合わせる建て主さんが多くなった。もう23年以上前にも白っぽい屋根をお勧めしていたが、当時は白い屋根は汚れるのではないかと敬遠された。そもそも白は特別色で、多少汚れがついても5mも離れると白は白で汚れが目立つことはない。それより濃い色が薄くなる方が目立つ。そんな白の外壁にいつも合わせるのが玄関部分の米杉のパネリング。

こちらの「緑の家」では、外部で3段上り内部で5段上がるという変則的な高基礎のスタイル。これはこの地域がやはり新潟市内特有の地盤面が海抜面に近いということで、少しでも水害を避けるために道路面から750mm程度上がったところに玄関戸が欲しいとの事で計画している。それでも「緑の家」の基礎が高いので、玄関上には明かり窓が設置でき、とても明るく伸びやかな玄関周辺となる。そして設計担当のスタッフMがいつも拘る木とガルバニューム(SGL)の見切り・・・。

米杉とSGL(ガルバニューム)との接触部分と水切り、玄関枠が綺麗に納まる。この玄関枠が基礎にめり込むように設置されるのが高基礎の特徴。
防火壁と目隠しをかねてつくられている吊り壁の納まりも綺麗でよくまとまっている。

この部分は私が担当するより細かく拘って設計されているので、確かにこれは綺麗に見える。

玄関枠と窓枠は日本の杉で壁は北米産の米杉。この2つは違和感なくマッチする。

街中の家として最初の提案は「緑の家」の定番で、一番明るい道に面して吹き抜けと大窓を設ける計画だったが、2案目はご希望頂いた光庭のある家。2案目を気に入って頂いたのでそのまま光庭のある家となっている。

その内部はまだ下地段階のボードのままだが、ようやくその形がはっきりしてきた。

壁をほとんど残さない新出窓による光庭の窓。

光庭に面する窓は3つに分割する「緑の家」得意の「新出窓」で最大限の明るさを防火シャッター最大寸法という制限のもと計画している。よってガラスはトーメイで網入りではないところがポイント。

一階から見上げると青空がのぞく。

先ほどのように街中でありながらカーテンなしで過ごせる窓を6個設けている。カーテンがないと青空もご覧のように青いまま見上げることができる。

残る仕上げ部分は吹き抜けのみ。白くなると一瞬で雰囲気が明るくなる。

2階の仕上げは7割ほど終わっており、やはり壁と天井が真っ白くなると一瞬で家の中が明るくなる。ただ完成まであと2週間・・・間に合うのか心配になるが、今までにも工事監理者として2度程、工程管理に口を挟んでいるがもうこの段階で私にはできることはない。見守るだけとなる。

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