このブログは2008年の1月9日に書いてあったのであるが、手違いでアップされていなかった。昨日ニュースでタバコが1000円/箱になるという極端な値上がりを聞いたので、過去のニュースを思いだしアップされていないこのブログがあることに気づいた次第。
今日報道で東京都内タクシーの完全禁煙が開始されたと聞いた。とても歓迎したい。私はタバコをやめてから早21年たつだろうか?最初の5年くらいは、夢の中で吸ってはっとしたものだ。(吸いたい願望のせいだろうか?)今はタバコの匂いでもとてもいやな気持ちである。というのは、ホテルに泊まった時、深夜にタバコの匂いで目が覚めそれから寝むれなくなるから。どうも私の泊まれるホテルクラスは空気質が悪く、家の寝室が一番快適と思う。特におきている時や仕事をしている時は問題ないのだが、リラックスしている時や数時間眠り込んだ後、眠りが浅くなったときとても気になる。そこでホテルの部屋に一歩足を入れた瞬間タバコの匂い(ヤニ臭)がすると一気に帰りたくなる。仕事柄空気質には、とても敏感になったようだ。
タバコの害を論じる時によく引き合いに出される話題は、今初めてタバコが発売されるという仮定をした時、厚生労働省にタバコの販売の申請?をすると間違いなく発売禁止物品となる。それほどタバコの害は認知され間違いのないところ。(そんなものが今も販売できること事態が不思議であるが・・・。)人類が酒と付き合っている時間より歴史の浅いタバコは、「100害あって一利なし」といわれる物質。しかし私はタバコを発売中止にする必要はないと思っている。タバコは嗜好品。危険とはいえそれを承知で服用するのであるから、たとえると危険な冬に山登りする登山家と同じこと。個人の自由。だから喫煙を禁止することはよくないとおもう。但し、登山者が遭難したときに、その遭難救出に掛かった費用を請求されるように、タバコが原因で癌になったり、高血圧、心筋梗塞になったときは、その医療費をタバコを吸わない人より高くするようなリスクを背負わせることが必要ではないかと思う。※実は喫煙者のほうが喫煙による病気で早死となり、長生きスル人より医療費がかかっていないかも?ここらの統計を知っている人がいたなら教えてください。※それが健康保険制度の精神にそった平等というものであるような気がする。嗜好品であるタバコが原因による病気の治療費を、タバコを吸わない人までが負担することは不公平であるということ。そうであればタバコの販売、喫煙は今後もずーとOKだ!勿論タバコの喫煙者が喫煙しない人に配慮することは大前提。匂いはキツイシ、最近の研究では吸っている人より周りの人のほうが害を受けやすい時もあるらしいことがわかっているので、分煙化は絶対必要。(ホテルも禁煙室が増えるとありがたい。)
仕事がら、家の換気計画には明るいつもりである。断熱性能が高い家の冬の暖房のエネルギーロスの約1/3は換気によるロスである。つまり換気しなければロスエネルギーの1/3はなくなる。しかし人間は息をするのでその換気量が最低必要であり、その時のロスが全体の1/3となるのである(換気には水蒸気および他の揮発性物質の希釈もある)。そこでタバコを吸うとなんと最低換気量の3倍以上の換気が必要である。おわかりだと思うが、タバコからは皆さんが有害な物質として認知しているホルムアルデヒドも発生している。よって高気密高断熱の家のなかでタバコを吸うことはまったくもってナンセンスである。エネルギーは3倍ロスするし、タバコの匂いまで希釈することを考えると10倍近くの換気が必要だとも言われる。やはりタバコを吸うときは暖房や冷房している空間から出て、屋外空間などででふかす事が懸命である。シンガポールではずいぶん前から空調が施された空間、及び特定道路(バス停等)での喫煙は全面禁止である。