「 2008年06月03日 」一覧

かみ合わない高気密の議論。

Dscn5635 5月22日のブログに「インタ-ネットの記事から」という題で、業界大手の問題提起コラムで私はコメントをした。その後2つのコメントが書かれていた。そのコメントはそれぞれかみ合っていないように見受けられる。

まず元々のコラム記事は、「もっと気密化を推進するべきである」と結んでいる。そのことに積極的に賛同しているのは私だけ。1.のコメントは、高気密化の方向を直接コメントしているのではなく、高気密化により、換気が不足が発生する期間があるため、24時間換気扇が義務つけられた事への疑問の提示である。このコメントの最後には、24時間換気ををするとエネルギーの消費拡大があり問題という、現実無視のようなとんでもないコメント。気密化をしない建物での空調エネルギーロスがどのくらいになるか、調査(計算)した事が無いのだろう。3つ目のコメントは、気密化に積極的に賛成しているのではなく、消極的賛成するという感じ。(しかし賛成には変わりないからOK)4つ目のコメントは、防湿層による高気密化も問題視しており、その延長線上での24時間換気に否定的コメントがある。更に否定的コメントをしておきながら、換気の制御には問題があるとのこと。何が言いたいのやらさっぱり不明。そもそも換気の制御とは、閉じた空間の話のこと。開かれた空間に換気などというものは必要無い。また、空気中の温度と湿気の関係について、まったく勉強されていないため、ビニール素材による防湿層の重要性がわからず高気密(防湿)のを否定されているのであろう。少しは結露と防湿の事を勉強していただきたい。もしこのこの方が建築に携わる方であれば、はっきり努力不足であると言いたい。また、換気のために開いている外壁の換気口が、コールドドラフトのために塞がれている。だから24時間換気はむずかしいので、違う制御方法が必要と主張されている。これもご自分の携わった建築物全てで、その建物の使い方をご説明されることが正しい使い方をしていただく第一歩。説明も使い方注意点の明示もその建物にしないで、住居人のせいにするのは、責任転嫁である。もっと正しく建物が使われるように啓蒙活動してから、こういったコメントをしないと説得力がない。因みに左の写真は、当事務所の緑の家の住まい方を説明しているパンフレット。緑の家にお住みになっている全ての建物において、換気口が塞がれていた建物は無い。(今のところ)