「 2008年11月05日 」一覧

基本計画の重要性

現在施工中の家が新潟市にあります。この住宅の敷地条件は通常の考えでは、あまり良くありません。東側道路で東西に長いのですが、南にすぐ住宅のがあるため南の景観が期待できないからです。しかし考え方によっては、とても良い条件に変わります。写真のとおり、北側の保育園があるからとても開けているのです。特に境界付近にケヤキのような広葉樹があるので、窓から見ると借景としてとても良い雰囲気です(写真は足場がまだあり、養生シートで曇って見えます)。また東側窓の位置を、前の道路にあわせて目線の先の障害物がないので広々としており、市街地のコンパクトな敷地を感じさせないばかりか、とても贅沢な景観が見れます。この見学会は、1月くらいを予定しておりますが、お越し頂き、真剣に考える設計事務所のプランとコストの絶妙さをお感じいただければ幸いです。

Dscn6091北側に隣接する保育園の園庭がとても贅沢な敷地条件

Dscn6093 リビングの窓からは、すべて広がりのある景観。(施工中)

Dscn6102 窓のすぐ外には市街地では、よほど庭が広くないとめったに見れないケヤキの紅葉も真近に見える。

 

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Dscn6096 2階北側の窓から見える風景は、園庭のおかげ開放感たっぷり。まるで自分の敷地がそこにあるよう・・・。

南に窓があっても目の前に家があるようではカーテンが閉めっぱなし。それに比べこの住宅では、北と東の窓がいつもオープン状態。市街地の敷地ではこれがとても贅沢なこと。良い敷地を選ばれました。


設計・工事監理を受託時、「重要事項」の標準雛形発表

住宅や建物を作る場合、必ずその設計が必要になり、通常は自分以外の人や団体にお願いすることになる。これは昔ながらに大工さんに直接発注しても同様である。実はこれは住宅などの小建物向けの法律である。中規模以上の建物は、この法律以前にしっかりとした約款がある書式の契約書で契約(説明)している。住宅などの設計と施工一式請負に、このような説明が一切されなかったので、義務化したのである。 と思っている。

住宅における設計や工事監理の責任が一般の人にはあいまいでわかりにくいため、このたび11月28日から土地などの不動産取引と同様に「重要事項」の説明が契約前に説明することを義務付けられた。つまりこの住宅は誰が設計をして誰が工事監理をするか?その金額と期間はいくらか?報告はどのようにするのか?という当たり前のことが今までなされていなかったので、法律で義務化しようというもの。よく誤解するのは、家は○×ホームに頼んだので、設計者は○×ホームという団体だと思われがちであるが、それは正しくもあり間違いでもある。法律ではあくまでも設計者及び工事監理者は個人名が記載される。したがってそのもの個人の責任と設計を受けた法人(団体)の責任と分かれることなる。複雑な法律解釈は専門家サイトをご覧頂くとして、姉歯耐震偽装のときある程度認知されたと思う。

新しい書式詳細はここにあるのでご興味がある方はどうぞ。内容は今まで当事務所が使っていた契約書の中身とまったく変わらない。(リンク先は当事務所の平成10年の契約書)いかに当たり前のことが住宅業界では省かれてきたかがわかる。ただし記載例にあるとおり「逃げ」がある。「・・・・本説明内容は最終的な契約内容とは必ずしも同一になるとは限りません」と・・・。不動産と違って可変性のある人間の行為だから仕方がないが、これを悪用する人もいるだろう。