この暑い季節に床下暖房を勧める人= オーブルデザイン

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写真は床下暖房標準のSSプランの家のものです。

先日「緑の家」にお住みになってから10年を迎えるお宅へお邪魔する機会がありました。建て主さんは家を造った当時は還暦くらいでそれから10年経っております。すると当時気づかなかったあることがわかったそうです。

それは・・・

体の変化です。

「最近何となく寒い感じするからエアコンを新しくしたい」

「歳をとって体が変わったようだ」

とおっしゃていました。

何故オーブルデザインが数年前から床下暖房をお奨めし、ほぼ標準仕様にしているかは何度もHPやブログでお伝えしております。

それは・・・

体が変化するからです。

「えっ、超高断熱住宅に住むと体が変化するの?」

いいえ、そうではありません。

人の体は家に関係なく年齢と共に変わるのです。※

※もしかして快適すぎて抵抗力が落ちやすい事もちょっとだけ可能性がありますが、でもくつろぐ事が目的の家の中であえて体を鍛える必要な無いでしょう。

私が20年前に自邸として高気密高断熱住宅を建てた時は28才。それから15年間は真冬に裸足でフロアーを歩いてもちっとも冷たいと感じたことはなく、座っていても気持ち良いものでした。ですので床暖房は全然必要無いとも言っておりました。

ところが42才を過ぎた頃から何となく足下が冷える感じがするのです。最初は家の気密性が落ちたのかなともおもいました。しかしよく考えると体の代謝が悪くなったと考える方が辻褄が合います。それはその頃から冬寒くない家の中のでさえキーボードを叩いていても、指先が冷えるのです。これは代謝が下がった(体の変化)せいでしょう。

また同じ時期にある建て主さんの要望が「夏でも床暖が気持ち良いと思うほど冷え性なので、床暖を緑の家に設置して下さい」といわれました。

これではっきりしました。

「人の体は変わるし、また人によって快適感には違い結構がある」

つまり今は快適と思って家を建てていても、自分の体が変化することで快適さが減る事があるのです。

実は床下暖房は10年以上前の「石山の家」で行っていたのですが、そこまで必要無いと思い、床下を暖めることで熱損失が大きくなるデメリットがあるので、あえて勧めたことはありませんでした。それが上の件で今は床下暖房をお奨めしするように変わりました。無論床下の断熱性を1階や2階の壁の断熱性よりアップさせておりますので、床下から逃げる熱をできるだけ抑える配慮は忘れません。 あたり前ですが床下暖房には床下の断熱性がとても重要です。

床下暖房勧める理由は、体が変化した時にも床下暖房で足下を簡単に暖めることができるからです。自分の体の20年後、30年後を想像しましょう(したくない心理が働きますが)。

必ず若い時のままの体では無いのです。

その時に家が変わる(床下が暖められる)事ができる構造を今から準備するのですね。

オーブルデザインの超高断熱SS仕様の基礎と床下断熱詳細

料理家にとって料理のレシピは企業秘密と同じように、設計屋にとって詳細図面は企業秘密ですのでこんな詳細図を公開する事はおかしいなことのはずです。しかし優秀な料理家は実はレシピ以外に「加減」や「タイミング」などレシピに載らない大事な情報があります。設計屋も同じで、その状況によって「加減」や「変化」をつけます。だからレシピを載せても同じ完成度にはなりませんので、このように公開できるのかもしれません。また公開することでもしかしたらもっと違う意見も頂くことも可能ですし・・・。

そんな床下暖房のある家の完成見学会を行います。詳しくは左バートップの「見学会のご案内」からお入り下さい。

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