床下エアコン暖房の外周部温度とその完成度  その3

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2月2日氷点下2℃。雪と氷そして風の強い日の「緑の家」。手間のかかる木造ラーメン構造の車庫がやっぱり美しい。

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一番風が当たらない東向き玄関前でさえ、吹きだまりになってしまうほど強風の砂丘頂上。サッシガラスに付いた雪が溶けない・・・。

現在リアルタイムで測定中の寺尾西の家に伺いました。

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寺尾西の家といえば、こんな大きな吹き抜けと窓があるAグレードの「緑の家」です。

超高断熱のAグレードですから快適性は文句ない状態・・・

気になるのは熱流量測定中の床下内です。

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言わずもがなの床下内スラブ温度は32度(中央部)。この撮影中はほぼ30分間床下用エアコンの霜取りなのか始終運転OFFでした(データをみると90分間OFF)。

マイブームの外周部の測定器が置いてあるところは・・・

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一番低くなるところで24℃くらい・・・。念のためサーモグラフィーより精度の高い放射温度計で測定しても24℃くらいで全く同じ。以前のIphone用初期型FLIRより精度が上がっていますね。以前だったら2~3度違う表示がザラにありましたから・・・。

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コンクリートスラブ床中央で28.3度。そしてその上の天井(1階の床裏)も全く同じ28.3度!

2年目のこちらの「緑の家」では床下内が一年中空調空間でしたから床下用エアコンがOFFであればスラブ(床の中央部)と天井の温度差も全く無いほど・・・。うらやましい限りです。これでこのコンクリートスラブ床の下には人工的な断熱材が一切ありません。あるのは大地のみです。

あの大きな吹き抜けと窓のある部屋でも、

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大きな吹き抜けと窓のある部屋。この床温に注目。全域(同じ色で染まっている)で25度。
梁の下面はこの25度の輻射を受けて僅かに温度が他の面より高い。右奥の白色高温部はAV装置。

床が一番暖かくて上に行くほど僅かに下がる温度。窓さえも(カーテン越し)23度と普通の家の壁より暖かい。

冬も・・・もう何も改善する事がない快適度満点の「緑の家」です。

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