大野町の家 間柱の太さ

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一昨日の大野町の工事監理で充填断熱材が入っている部分での大工さんから質問で・・・

「既製品断熱材は間柱の厚さが30mmの想定で寸法がカットされているので、7.5mm~12mmほど断熱材を全てカットしなければならないのか?」

返答として、

「カットしなくてもわずかな皺なら性能劣化しないのでOKです。」

但し上下の間柱の気密性能(所謂通気止め)がしっかりとあることが前提で、通気止め等がないと性能劣化が甚だしく低下する。

ちょっとデフォルメしているが、感覚的にはこのくらい間柱へのビス打ちイメージ。

何故「緑の家」の間柱が30mmではなく45mmなのかについてはこちらからの7年前のブログ~↓

自然素材の「緑の家」が使うビスと下地
新発田市の踏切(羽越本線)の遮断機のランプ・・・かわいいですね。ノスタルジックな雰囲気です。信越本線ではこんな感じで...

「緑の家」は全ての間柱を45mmという厚さで計画するが、耐力壁を合板で計画する場合、1.5Pという半数のある耐力壁の繋ぎ部分も45mm以上の間柱をいれる必要があるので、「緑の家」に限ったことではない。しかも最近は付加断熱施工(柱の外側に断熱材をはる施工方法)が多くなったので、付加断熱施工される家ならば、その多くがこのような135mmもある長いビスを使って固定する。
その時私は45mm厚さのある間柱を薦める。外壁を支えるビスが確実に間柱に突き刺さるためには30mmより45mmの方がよい。しかしこれは大変少数派であり、付加断熱をされている現場は間柱の厚さは30mmが大半で45mmを使っていることは聞いた事がまず無い。たぶん1500本以上あるビスを真っ直ぐ間違い無く施工する事ができるのだろう。

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