本日ある家の地下室を見せて頂いた・・・
これぞファクトリー
見事でしょう。
これは一戸建て住宅の地下室に設置されたこの家の設備です。この広さ、うらやましーですね。床下ではなく完全な地下室です。
簡単にいうと冷暖房と給湯設備だけなのですが、今あるエコ設備を本格的に取り入れるとこんなになります。
グレーの大きな容器に屋根の上にある真空管式太陽熱機器で造られた温水をため、この中に熱交換機を2つ入れ、一つは給湯用の水配管、もう一つは温水暖房パネル用の冷媒として使ってます。要は太陽熱をふんだんに使いましょうと言うことです。あっ・・・この家のあるところは長野市です(新潟と違い冬も晴れますし、雪が少ない)。
太陽がなく集熱ができない晴れ以外の日は、真ん中の石油ボイラーで追い炊きします。一番左端のアイボリーの四角は、冷房用の冷水(冷媒水)をつくり蓄えるものです。
マニアックな私は大好きですが、これを一般の建て主さんにお勧めできるかは・・・よく考えないと・・・。
何か一つでも故障するとシステムダウンだと思いますので・・・。どうしても冷媒(水)を使うシステムでは、漏水が一番怖いのでこのようにがっちりした設備配管になります。当事務所は空気を利用するので曖昧さがある冷暖房ですので配管がありません。そこが良いのですが空気なので漏れる事は全く気にしない「曖昧さ」があります。