設計屋で特に技術系の私が、
家の寿命はカビの有無できまる・・・
と宣言している事自体自分でも驚いております。
きっと業界の人は
「何時もの浅間の戯言だ・・・。相手にならん」
と思っている人も多いでしょうが殆どでしょう。
私は家造り(建築)に従事してから早30年くらいたちます。設計が業務なのでどちらかというと、技術系です。そんな私が家の寿命は耐震性や他の性能が低いからとはいわずに、
カビの有無が家の寿命を決める
と宣言しました。
結局・・・人の感情が家の寿命を決定するのです。
決して
「今壊れそうだから建て替える」
とか、
「柱が腐ってなくなったから建て替える」
という人はとても、とても少ないですね。
そしてその感情の中で何人でも
「カビに対する感情は特別」
なのです。寒いから家の建て替えを・・・と肩を並べるほどの感情です。
さて提言11です(過去の提言はここ)。
「室内カビの抑制が家の長持ちにつながる」
「緑の家」は通風をあまりお勧めせずに空調による梅雨時の生活を薦めております。その大きな理由がここにあります。
その空調のランニングコストを下げる大事な要素が
1.超気密性による外部からの湿気の流入防止
2.超高断熱による熱の流入抑制
3.外部簾(外部シャッター等)標準設置
4.CF(浴室循環ファン)の設置
5.全熱交換換気による湿気の防止
6.夜間の蓄冷 蓄除湿できる高基礎
なのです。
今年も提言できてよかった・・・皆様に感謝です。