先日「緑の家」のオーナーさんから電話があり、
「24時間換気扇が2つ動いていないようだ。メンテナンス願います」
との連絡があり電気屋さんに行って確認してもらいました。
5個設置してあるうち壊れた2つの換気扇。他の3つは動いておりリスク分散として機能している。
すると・・・
どうも換気扇の寿命のようです。
使用していた換気扇は第一種24時間換気システムの給気扇5個のうち2個が完全停止状態。無論10年前なので「緑の家」のSプランの家です。
全体の状況と使用後10年から寿命と判断し、新しい換気扇と交換しました。
製造年は2006年。その当時はまだ設計寿命の記載が義務づけられていない頃。
製造年は2006年製で24時間使用目的の換気扇です。
3ヶ月前に交換されたばかりフィルター。夏終了時の掃除のため、換気扇蓋を開けてみたら動いていなかったらしいです。
先回時交換した日付が書いてあり、ユーザーさんとしては優良のメンテナンスをして頂いている事がわかります。
こちらはユーザーがメンテナンス出来るフィルター設置側。虫がびっしりついている事がわかります。
蚊や羽虫の乾いた死骸。これは掃除機で吸い取れる方にあるから心配なし。
死骸は下にも溜まっており、夏の虫の多さ・・・がわかります。
問題はこちら側です。
こちらは換気扇本体を外さないとみることが出来ないほうで、このプロペラについたゴミや埃、死骸がついていると、羽のバランスが狂い回転にムラが生じ、モーターの要のベアリングの破損が早くなり、ファンが動かないくなる原因となります。
これを掃除できなければこの換気扇の寿命は10年なのでしょう。
いずれにしても、このような可動部はメンテナンスが重要で、もしそれが出来にくい構造ならば、外にもフィルターをつけてプロペラが汚れにくい構造にする必要がありますが、これを行うと諸刃の剣で、ユーザーがフィルターの掃除をしなければ空気が流れなくなり、換気不充分となるでしょう。
機械設備とはこのように人の手によるメンテナンスがなければ直ぐに汚れるし、壊れますから単純で取り替えを前提に考えるのが重要となります。この辺りはエアコンも同様です。