良い感じの色づき・・・これで数年経過とのこと。繊細な図柄・・・。
こちらは燕市の銅作家さんの自宅のポストです。アーチストの雰囲気がプンプンしてくるけれど、普段使いが出来る・・・そんな出来合。この仕上がり感覚がピッタリ。
頂いた銅板表札のイメージ。表面塗装が取れれば海沿いなので緑色になるのは比較的早い。
寺尾西の家には造り付けポストが計画されております。
今回は建て主さんが手配された銅板の表札に合わせ、ポスト口も無機質のステンレスより変化の楽しめる銅の方がふさわしいと思い、銅の蓋を計画しました。元々「緑の家」は銅の雰囲気ですから・・・。
小槌仕上げで味わいを大事にしたいと考えて図面を引き、工務店さんにお願いしましたが、一枚○×円!!!と言われ、そんな工芸品を求めているのでは無く、手作り感が出るような味わいでOK・・・と言うことで自分の足で造って頂ける方を探す事にしました。
幸運なのはここは三条。お隣には銅やステンレス加工で有名な燕市・・・。知り合いの伝である銅板作家さんに繋がり、予算額で何とか造って頂くことが出来ました。
また長さ50cmもあるポスト蓋は、当初3mm厚のつもりでしたが、これでは開けることが辛い重さとなることと加工が困難とわかり、作家さんと打ち合わせをして1.2mm程度に変更。
巾900mmにもなる造り付け大型ポスト。その蓋が銅板となる。
杉は赤白でコストを優先。この模様が味のある雰囲気になっているが、時期に不明瞭になる。
こちらの玄関の奥の壁にポストがつきます。出来上がり・・・楽しみです。
話はかわり・・・
先週末の工事監理で実は設計者としては言いにくいことを現場に伝えてきました。
この外壁の窓廻りの納まり・・・
綺麗過ぎます。大工さんが一個の窓に相当な時間を掛けて綺麗に施工しており大変嬉しい事なのですが、この窓が20個もあり且つ外回りで直ぐに木が伸縮するので、1mm以下のここまでの納まりは必要無いので、すこし簡略化しておさめ隙間はシールして綺麗になるように・・・。折角丁寧に造って頂いたその腰を折るようで申し訳ないのですが、場所にあった納まりが良いと思っております。