引き続き300万円以上する熱画像カメラを巧みに操る東京大学の前先生の写真です。
一階床面裏がほぼ同じ温度であることがわかる。大引きのとの温度差は大引きから床上に熱が移動し難いから。逆を言えば赤いところが熱が逃げないところ。
「緑の家」である旭町の家の床下の熱画像です。この大引き部分は木の厚さが120mmあり熱が床上に伝わり難いのでこのような分布になります。熱が逃げる周囲は温度が低くなる・・・。床裏面も上部床に逃げて(伝えている)おりますね。つまり一階床面が暖かくなる・・・となります。
暖かい空気は一階の床裏を這うように横移動し、最終的にはスリットやコンセントボックス、床と壁の予期せぬ隙間から一階へでます。
床下の温度解析をすると上下の温度差が顕著に出来るので・・・
今まで「緑の家」の床下暖房を説明する時は上のような図をつかってきましたが、今度は下の図に変更します。
実測後より実際に合わせた「緑の家」床下エアコン暖房模式図。
床下内の上下の温度分布が実測できたのでそれに合うように変えました。一階の床温度はほぼ変更無いので従来のママです。
さて床下の熱画像をみると
ここが熱画像の怖いところ。色にごまかされるな。色だけを見るとムラがありよくなさそうだが目的が違う。
上下の温度差が5度以上10度未満あり、この色だけを見ると・・・
「何だ相当ムラがあるじゃないか」
と思われるでしょうが、床下エアコン暖房の目的は何ですか?
床下内の温度ムラをなくす事でしょうか?
いいえ違います
一階床表面を快適温度で均一にする事です。
という見方であれば全く目的を達成しております。
つまり床下内は上下に温度差がつき、温度が高い空気は床裏這うようにスリットまで移動・・・だからこそ温度が高いまま一番隅にあるスリットまで動くのです。
そして・・・
この画像は一階床上。この画像でこう言った変な分析をするのはオーブルデザインだけかも。
この↑写真は鳥肌物でしょう・・・。
私が想ったとおり・・・
床下内の気圧が上がっているので間仕切り壁下の巾木廻りや、スイッチボックス廻りの隙間から暖気が漏れ出てきいるのが明らかです。これは「緑の家」方式の床下内の気圧を少し上げるから吹き出されると思われます。温度差だけではここまで綺麗に見えません。
唱えた理論が実証されるとワクワクしますね。
気圧差を意識する・・・床下内が複雑に入り組んでいる普通の基礎形態でもムラが生じにくくできる簡単な方法と思います。
その③に続く。