床下エアコン暖房の外周部温度とその完成度

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DSCF6080

巻の家の1年点検に伺ってきました。その時、今マイブームである床下エアコン暖房時の外周部スラブ温度を認知してまいりました。

その前に・・・

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カエルのドレイン管内進入事件があった給湯器。このカバー内でカエルが見つかった。

給湯器の不具合が昨年末にあったのでその報告を施工会社さんから伺うと・・・

その故障の原因は・・・

雨蛙

だったそうです。

あるとき、ガス給湯機にエラーマークがでるとの事で齋藤さん(施工会社さん)が伺うと、故障原因でありがちな落雷とかではない・・・。変だなと思って本体蓋を外すと・・・

雨蛙がドレン管に頭を突っ込んで死んでいたそうで、それが原因で排水不良となりエラーが出たそうです。

ここから学ぶべき事・・・

生物の行動は予測が出来ない事を想定する・・・

ですね。今回は目視メンテナンスできる地上部で更に蓋が外せるようになっていたから直ぐにわかり対処出来ましたが、このような人が想像し難い事件が地中内・・・スラブ下断熱材のような場所だったらどうでしょうか?まず対処は簡単にできません。このブログで説明したとおり生物劣化とはそういう現象で、想定外ということはありません。下等生物?の頭の中は、高等動物?である人の頭と思考回路が違う事を認識したほうがよいと思います。生物劣化は何でもあり・・・と。

さて本題です。

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写真の扇風機は間際らしいがただの季節収納で置いてあるだけ。拡販用ではない(笑)。
しかし「緑の家」の床下は均一に暖まる事が証明できる写真が簡単に取れる事が凄い(高い床下空間がある)。

この写真は巻の家の基礎断熱の床下内を撮影しました。色の表示にごまかされないよう注意してください。実際の温度差は色表示より小さく、一番低い温度でも28.5度もあります。

床下用エアコンから6m離れた他の基礎区画内の外周廻りです。十字のスポット温度を表示しており上から33.4℃(壁)、32.9℃(壁)、32.4℃(壁)、32.2℃(壁)、28.4℃(床)、30.3℃(床)、30.9℃(床)、31.1℃(床)です。

写真より外周部から1820mm位まで温度が2度低くなるのがわかります。それでもたった2度です。これが全周となるとある程度の熱損失になりますが、このくらいなら想定内の熱損失でしょう。

IMG_3781-(1)

上の写真をみると2年目を迎えた「緑の家」の床下内の温度分布は凄すぎますね。

床下内92cmの上下の温度差(スラブ表面から1階床裏)がたった3度・・・。この写真位置は床下用エアコンから一番向かう側壁で8mの別区画です。均一に拡がっている事がわかります。一年目より更に均一化された2年目の床下内。

となると床上は・・・

IMG_3774

こんな感じでほぼムラなし最小から最大までの温度差がこの写真では2度以内。

右側のブルー部分は上階への階段部分だから2階の空気が入って来ているところです(巻の家2階はエアコンOFF)。だからコールドドラフトがあるのですが、床まで侵入はしていない事がわかります。

「緑の家」の冬の床下暖房の完成度はもう何も改善するところがなさそうな域ですね。

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