長岡の家から始まった新出窓方式・・・。そして鳴和台の家でコーナーサッシに変化し、そのコーナーサッシを取り入れた家が3棟現在施工中。
複雑な納まりや、構造体から浮いた窓は各種細かい寸法で指示された図面ではあるが、サッシを入れると「ピシッ」と納まって気持ちがよかった(ほっとした)と蓮潟の家でも言われた。確かに上の写真のとおりできあがると他とは違う窓とはっきりとわかる重厚な意匠性を見ることができる。内部から切り取られた2面方向を連結する横の広がりがある風景の見え方も楽しみである。
この金沢市の鳴和台の家まで事務所からおおよそ300km離れた現場・・・。2ヶ月間工事監理に伺っていないが、LINEによって要所要所写真が送られてくるので、進行状況を把握しやすい。確かに近い現場みたいに気軽に伺えないが、その分工務店さんのほうで逆に心配してくれ、一日一回問い合わせがある。凄くありがたいこと。今日の写真の全てはラインで工務店さんから届いたもの。
外壁の約物も地上で組み立て設置している状況がわかる。
外壁は、何度も検討し最終的に契約時より多少追加金額になったが、その分納得の杉板で、節が少ないく木目が美しい・・・。
何しろ・・・外壁は薄い方が乾きがよいので原板の厚さ30mmの板から半分以下の12mmに切り落とすという贅沢なモルダー加工(切りくずのほうが製品より多いという贅沢仕様)。
「緑の家」が木の板を張り始めてから13年ほど経つが、日本の杉では最もきれいな杉外壁ではないだろうか。何度も色々なところに足を運んで頂き、問い合わせして頂いた工務店さんに感謝する。
外壁が外れる前の連休明けにチェックに伺う予定。