拙宅の外壁は2004年に窯業系サイディングから杉の無塗装に張り直された。又最近焼き杉(杉の表面を焼いたもの)で塀と風よけをつくった。その経年変化が上の写真である。
焼き杉は、焼いてあるだけ当初から真っ黒な色合い。貼ったばかりの右側を見て頂ければおわかりの通り、晴れた日こそ茶色く見えるが曇天では黒っぽい色となる。そして2年経過すると・・・左の塀部分となる。
焼き杉でも2年経過するとほぼ無塗装の杉の15年目と同じ感じになる。しかし無塗装の杉はこの色になるまで5年以上は経過しているので、焼き杉が2年でこの色合い(シルバーグレー)になるのはとても好印象。なるべく雨染みの色斑期間を少なくしたいとなれば焼き杉も外壁として良いかも。
ただし表面の削れ感は無塗装の杉より数年早く、焼いて炭化した粉のような部分0.5mmくらいがわずか2年で雨や風で風化して削られているようだ。削られ難い冬目部分はまだ炭化が残っており黒く減りは早いがこの表情に焼き杉の魅力がある。一方焼き杉で「緑の家」で使う無塗装杉レベルの標準仕様(2100円/m2前後)では、やはり抜け節補修として黒いシーリングが当初から施される。無塗装のシーリングはアーバン色であるが黒のシーリングである焼き杉の色の変化は今後も見守りたい。
さて昨日は放射冷却で三条市では氷点下2度と今シーズン初めてマイナス気温。海風で保護された寺泊こそ氷点下にはならなかったが、道路面には氷がはる。
コメント
京都在住様
コメントありがとうございます。
>真っ黒になっているのは何か考えられる原因があるでしょうか?
申し分けありません。せめて写真(ストリートビューでも)などがないと判断できません。
古い記事へのコメント失礼します。
京都で古い建物を見ていると、最近張替えたであろう無塗装の木の外壁が、雨がかりがありそうな下の部分から真っ黒に変色してきているのをよく見かけます。
木の外壁の変色としてよく紹介されるようなシルバーグレイではなく、真っ黒になっているのは何か考えられる原因があるでしょうか?
カビの種類の違いか、気候の違いか、建物が古いからか…色々と推測はしていますが、確信は持てません。ご存知のことがあればご教授ください。