照明器具 ダウンライトのこと

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「緑の家」照明器具の3つの定番と言えば、青山電燈の陶器のモールガンソケット、ダクトレールのシンプルスポットライトともう一つはダウンライトである。このダウンライトの中で普段は使わないグレアレスダウンライトを原村の家では採用する予定。

ダウンライトといえば上の写真のように器具が天井に埋め込まれ、下からは突起がない照明である。LEDライトになる前は、器具の直径が125~150mmちかくも有り、埋め込まれるとはいえ意外と目立っていた。しかしLEDライトになってから発熱が少ないこと、指向性がよいことで外径115mm以下と小さく目立たなくなっている。一方点灯すると上写真のように115mmの内径90mm程度が発光してみえる。これを改善した斜め下からみると発光が見えにくいダウンライトがあり、これがグレアレスダウンライトと呼ばれている。

左が点灯中のグレアレス。殆どレフが光らない。右がそれを少し細工して普通のダウンにした時の見え方。

確かに斜め下から見ると点灯しているのだが、殆ど光源らしきものは見えない。一方このグレアレスを通常のダウンライトのように反射面を白くすると無指向性拡散反射で光源が見えるように感じる(上写真右)。グレアレスダウンライトはレフの反射面に斜め下への光源が入らぬように、光源から発する光の一部をカットすることで反射面に光源が写らないようにしている。

真下付近に来ると当然このように光源が見える

このようにグレアレスダウンライトを使用すると、天井面の光源が気にならなくなりそのダウンライト下部だけが明るくなる。このことで部屋の明るさのコントラストが大きくなり独特の明暗を感じ、森林に差し込む光の雰囲気がでる。無論真下から見上げれば光源が見えるが、真上を向く動作は殆どなく日常視線からは、光源を見ることはない。その一方光源の一部をカットすることで、効率が落ちる事とまた狭角配光となるので部屋全体で同じ雰囲気の明るさを得るためには、個数が多く必要となる。しかも機器の価格が高く、通常のダウンライトの倍の価格となるがそれらが許せれば、元々狭角スポット系は好きなのでこの雰囲気は好みである。

分解すると外装とレフ板と取り変え可能なLED電球の3つになる。右は組み立てたときで、ピンク→のように銀色のレフは目立つ。

他方グレアレスになると消灯時の銀色のレフが逆に目立つが、パナソニックからこの消灯時のレフも目立たないようなグレアレスダウンが発売されている。レフを排除するために光源にレンズを配置していることが特徴で、オール白色でも無指向性拡散も少なく中角配光も可能。但し取り替え不可の光源で且つ、価格が通常のグレアレスの更に1.8倍程するので安価だったダウンライト比で3倍以上となり提案は躊躇する。価格も含めお好みはどちらだろうか?

左がパナソニック製のグレアレスダウンライトで右が他社製のグレアレスダウンライト。

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