食することもできるヤマボウシの実である。「緑の家」でもたくさんのヤマボウシを外構に計画したが、このヤマボウシは初めて知った常緑種のヤマボウシ。
美幸町の家の外構で建て主さんから「常緑種のヤマボウシ」を植えたいと伺い、今までヤマボウシは何十回と植えたことがあるが全て落葉樹だった。そもそも落葉樹を選ぶのは地域柄であり(積雪による枝の損傷)、新潟県では無理かと思っていたが、昨日長岡市で敷調をしたときにたまたま常緑種のヤマボウシを発見。なるほど・・・葉が艶のある緑色で綺麗だし椿より柔らかそうな雰囲気がとてもよい。しかも豪雪地長岡市でも大丈夫なのだから・・・と感じた。
さて本題であるが、再び深刻な建材の値上げが多く参考価格の改定をおこなった。その中でここ10年以上使い続けてきたこの北欧の上の板材であるが、この急激な円安で価格が倍になったので現在使用を中止しようかと思っている。使い始めは希望小売価格が一枚あたり約4万円以下だったのが現在は約10万と2倍を超えている。流石にこれでは躊躇する。この合板はその断面の美しさから気に入っていたが・・・とても残念。
私どもが提案する「緑の家」は、超高性能を如何に安価に一般の建て主さんにお届けするかが設計の主旨。性能は維持しつつ削れるものは削って、更にコスト的に釣り合いのとれた材料のご提案をしていきたい。