超高断熱の家の電気契約

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日東北電力さんから料金の値上げの案内が送られてきました。それによると、オール電化住宅のやりくりナイト8の契約で約15%の値上げ。それ以外の一般的な電気料は8%の値上げです。益々超高断熱の「緑の家」の想像していたとおりになってきました。やはり何はともあれまずは超高断熱化(Q値0.9)です。

またその他にも夏期の電力のピークカット※のための電気料金契約が1つ増えました。それは7月から9月の3ヶ月だけの午後13時から16時までの電気料金を通常の倍に設定して、それ以外の昼間の料金を230kwh分まで値段を下げましょうと言うものです。

この電気料金体系はオール電化用ですが、どの家庭にふさわしいのでしょうか?

それは・・・

太陽光発電パネルを載せている人であれば、こちらに移行した方がよいと思います。日中の13時~16時までは一番発電している時で、新潟県の晴天率からいえば、2/3は晴れているでしょうから、充分恩恵を受けられると思います。また更に「緑の家」の床下蓄冷を行う事で、昼の電気をカットできればしめたものです(経済的にも設備投資無駄排除的にも)。

一方太陽光発電を載せていないオール電化住宅で、この3ヶ月間の月の昼間の電気代(7時~23時)が430kwh以下ならこの新料金体系に乗り換えてもよいかと思います。意外と結構きつい数字ですので、前年度の電気料金の領収書をご確認下さい。

さて思うのは・・・

夏のピークを押し上げている主原因は太陽光遮蔽を考えていないオフィスビルや店舗の空調使用量と産業の空調用で、家庭のエアコンがこれらに比べると影響は大変少ないと事は既にわかっています。特に共稼ぎのご家庭は日中のエアコンはONはない事は明白なのです。それなのになぜこの東北電力管内でもこのような料金体系ができたのか不思議です。東北電力管内では家庭に使われる電気量のピークは厳寒期の夕方というデータがあるのですがね。
ビル全体がガラス張り。遮熱ガラスでも数値は0.3程度と壁の10倍以上の熱が入る。家庭ではないこのようなビルが夏の電力需要を押し上げる。

それと・・・

新潟市にあるビックスワン東北電力スタジアムは今まで年間1億2千万円を払って命名権を得ていましたが、来期から行わないそうですし、今期は2000万円にまけてもらったそうです????笑。・・・電気料金は掛かった原価に3%を上乗せする総括原価方式ということが国民に明白になった今、民間企業であっても独占企業の電気会社さんにこのような広告は不必要でしょう。最終的に私達の電気料金にこの命名権料の含まれています。

このような平均すれば絶対赤字にならない仕組みの企業株が公開されている事も不思議です。地域独占の電気会社ならNPOこそふさわしいのではないでしょうか?(辛口御免)

※・・・電力は少しでも足りなくなると大停電を起こす事があり、そのため一年間で一番使用量が多い時に合わせて発電設備を作っておかなければならない。しかしその一時のピークを除けば半分くらいの設備で事足りるので、無駄な投資がないようにピークカットし、電力消費量の平均化が電力会社にとって重要となる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする