名古屋では・・・

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塔のように細長くなるのが超過密市街地での特徴。両隣は3階建てで隣棟間隔は1m未満。

先日名古屋に建築中の名古屋千種の家の防水検査と打ち合わせに伺った。

この2つの窓だけが合法の採光窓。よって一番奥の部屋はトップライトでの採光となる。

今回の「緑の家」はお隣との壁間の距離は1m未満(つまりどちらかが50㎝以内)であり、2階であっても法律上の採光に有効な窓が道に面するこの2つしかない。しかし部屋数は4つになるので、トップライトで奥の部屋は採光を確保し合法としている。ここであえて合法と言っているのは、採光が合法かどうかは一般的な一戸建て住宅では行政の確認対象ではないため、違法でも建てることは可能。来年の4月からようやく行政の審査対象になるので、今後建築する家は違法している家が無くなるだろう。

また隣地側は開き扉を開けると境界を超えるところもありそうなので、引き違いサッシがメインとなる。当然すべて防火サッシである。

高い基礎のため一階はまだ床組みがされておらずいつも光景で高さ方向にとても余裕がある。打ち合わせをしているうちに外は真っ黒になり、この暑さでもう秋なのか・・・と感じている。

お隣の車の接近具合から如何に込み合う住宅地とわかる。見事な腕前のだと感心する。

防水チェックのほうは何点か指摘をして終了。どこの現場に行っても窓回りの防水テープは両面テープだけで納めているが、私は最低でも窓下端は両面+片面テープで納める。両面テープだけだと膨潤によってタイベックの上口が開いたままになる。テープによって膨潤対策は行っているようだが、暑い時期は熱膨張も重なり上口空き予防は無理だと感じている。左右や上の防水テープ貼り部は仮に膨潤が起きても下部より心配ないが、下端はもろ水の受け口になり、2次防水を突破されやすい。

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