名古屋千種の家 完成 2 白い収納壁

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間口が狭く細長い家となるので、造り付け家具を多用して間口方向の有効利用をはかる。こちらはキッチン&壁面家具として計画

名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火仕様のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。

長細い敷地をいかして水廻りは一直線になる。キッチンはレンジフードまでホワイトで統一。

この「緑の家」で特徴的なのは、キッチンと収納が一体化しているこの部分。キッチンは造作家具で計画され、少しでもスペースを確保するために収納全体を家具としている。

キッチン後ろのコルクボード壁には床下収納への扉があり、床下はキッチン収納としても使える。

素材は造作家具としては定番中の定番の「メラミン」。価格が安価で複雑な形状にも対応可能である多、私も25年以上まえから使用している。特に今回は真っ白にこだわり、レンジフードから天板、扉まですべてを白に統一している。このシンプルさで空間の色を整頓してすっきり見せる。

シンクだけはステンレスとしていつもの3段可変シンク。

キッチンと一体化した収納もメラミンとホーロー板で仕上げ、下地を1mmでも小さくして居住空間を大きくする。

左側のリモコンを貼り付けてある壁がホーローの壁。
シンクに対面したダイニングから見たときにはカップ&ソーサの収納とその奥のコルクボードの壁も感じよい。
長さ3.7mほどある壁面家具。光って見えるところ2か所がホーローパネル。
引き出しはシンプルにするため取っ手をやめ見えない手掛けで・・・。
カウンター面にはスマホ用のコンセント穴
蓋を開けると中にコンセントがある。
硝子越しに見えにくいところに配置
キッチン側はいつものオープン収納(すぐ仕舞っても勝手に乾く収納)
引き出し式で取り外しが簡単であるため下部の掃除も楽になる。
流し下はスライド式(半固定)。必要な時に外すことで内部奥の浄水器が交換可能。
階段下斜め部分も余すことなく収納。レンジフード連動の給気口もここに設ける。
スライドレール式の引き出しのスライド巾は600mmととても深くまで収納可能。
下部は食器入れ。普段使いならこの3段で大体入る。

今回使用したメラミンは、メンテナンスがとても簡単な素材で布で簡単にふき取れる。長く使用しても飽きが来ないホワイトは、白いいつも壁との相性もよい。

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