名古屋千種の家は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火仕様のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定。
この「緑の家」で特徴的なのは、キッチンと収納が一体化しているこの部分。キッチンは造作家具で計画され、少しでもスペースを確保するために収納全体を家具としている。
素材は造作家具としては定番中の定番の「メラミン」。価格が安価で複雑な形状にも対応可能である多、私も25年以上まえから使用している。特に今回は真っ白にこだわり、レンジフードから天板、扉まですべてを白に統一している。このシンプルさで空間の色を整頓してすっきり見せる。
シンクだけはステンレスとしていつもの3段可変シンク。
キッチンと一体化した収納もメラミンとホーロー板で仕上げ、下地を1mmでも小さくして居住空間を大きくする。
今回使用したメラミンは、メンテナンスがとても簡単な素材で布で簡単にふき取れる。長く使用しても飽きが来ないホワイトは、白いいつも壁との相性もよい。