名古屋千種の家 完成 3 細長い敷地

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階段手摺は無垢の杉板。大工さんが気を利かせて共木で木目が繋がる。

この「緑の家」は近隣商業地域で準防火地域の都市型の緑の家。防火使用のサッシしか使えない中、G3と断熱等級7を満足するUa値0.25W/m2Kの超高断熱と等級3の耐震性を持つ。当然長期優良住宅認定・・・

都市部なのでよくある細長い敷地でありその敷地に見合った細長いプラン。上の写真のとおり22段の階段で一直線でグランドレベルの玄関まで続く。

細長いプラン。この優しい色合いはヒノキの床で無節だからか?当然超仕上げで無塗装。

2階は上のとおり細長い敷地が内部にも表れ、部屋-廊下-部屋と細長く続く。道から一番奥の部屋はシアタールームである。

シアタールームの戸は防音戸となっており、戸下には自動で下がるパッキンがある。

そのシアタールームから見返すと同じように当たり前だが細長い。

シアタールームの床もヒノキで無塗装の無節。とても穏やか。

シアタールームはプロジェクターが天井から吊られており、大きいスクリーンが設置されている。シアタールームは本来窓などいらないのだが、このシアタールームでは法律上居室扱いになる可能性が高いため、採光上有効な窓が必要になる。

これは採光を必要としない部屋の条件。遮音材を積み重ねた浮き床であること・・・に該当しない。
AEPの壁と天井は差し込む光がとても美しい。

しかし道路に全く面していない一番奥の部屋なので、採光を満たすためトップライトがある。10年ぶりに使ったトップライトだが、あぁ―やっぱりこの感じはいいねと思う。なんといってもこの都会で青空を見られる幸福感。メンテナンスの煩雑さがなければやはり魅力的である。

一階には巾1.7mで奥行3.5m程の同じ部屋が2つ。2室採光を採用しても法的にクリアーできないのでトップライトがある。

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