模型が完成し、昨日梱包して送りだした。積雪1.5mで耐震等級3のAグレード(G3)の超高断熱性能。
富山県高岡市に計画している「高岡市福岡の家」の模型が完成した。計画の最初は2019年でありそれから3年経ているが、当初から4から5年先に新築したいと伺っていたので計画通り。「緑の家」で早い方では数ヶ月で実施設計をはじめ一年強度で完成後入居される方もいらっしゃるが、半数の方は2年以上先のご入居予定という確実な計画を立てる場合が多い。そんな先の事なのに家(性能も含め)に対しての心変わりはないのか?との疑問を持たれる方も多いだろうが、「緑の家」の基本は「無難」である高性能の家のため、ZEHをはじめ今の流行を負うことはない。今何年経っても変わらないことが逆に魅力なのであると思っている。
この高岡福岡の家は、2階と1階の大きさが倍以上ちがうのでどのように屋根を無難にするかを考えた時に、日之出町の家のような大屋根の家にする事とした。
大屋根は屋根面が一枚になるので、長期的に見て雨仕舞いが大変有利になる。2枚屋根だとそれだけ雨漏りのメンテナンス部分が倍になる。4枚屋根なら4倍と、屋根の枚数は少ない方がメンテナンス部分が少なくなる。
雪道の運搬梱包は大変気を使う。スタッフNは慎重に且つシンプルに模型を固定する。意識して建物全景をご紹介していないが、今回お手元に届く前は伏せておくことにした。