晴れた日はカーテンを閉めないで太陽光を巨大な窓から室内に取り込む。「緑の家」は窓が大きいが高性能。
外構のウッドデッキと照明が終わってから一週間、
ようやく晴れ間が広がったので外観写真と外部の修繕箇所をチェックと打ち合わせに伺いました。
11日22時緑字加筆
「て・こあ」ではようやく看板が完成・・・
今までホントにここに小さな星の会主催の「て・こあ」があるのだろうか?と不安になって尋ねて来た人も多いと思いますが、これでよくわかります。
オーブルでは定番のレッドシダー全面貼り。しかも無塗装・・・。何も足さない、何も塗らない・・・天然素材らしい使い方。手すりがまだなの・・・ね。
ようやく「片貝の家」の足場がとれました。
東南方向の窓はこの通り大変多い家です。これで耐雪2m、軒の出80cmで耐震等級2という全てが高いバランスで統合されております。またこの数値で国の認定を受け、独自の自己勝手な評価ではありません。無論超高断熱Q値1.2W/m2K認定、しかも初の2階床下暖気送風構造です。
7日前だったか、拙宅の近所にある保養施設「夕映荘(長岡市立)」に47人の福島から避難された人が滞在されています。
ようこそ!寺泊へ! 少しでも休んで頂ければ隣県住民としてありがたいです。
多くの人が避難しておりますが、なぜ避難しなければならないかを少しだけ調べました。
先日建て主さんとお話しを伺ってびっくりしました。
「緑の家」で家を造る人の殆どが、他社もいろいろご覧になり研究されております。すると色々なお話を聞くそうです。その中で最近驚いたのが
「当社では無垢材に拘り天然材で構造や内部を造るので、長期優良住宅認定はとれません。それは・・・」
「木と木の接合部は、補強金物を使わなくいで昔ながらの大工の接合方法で行ってますから長期優良住宅認定がとれないのです」
と聞いて
「はぁー。」と唸ってしまいました。
自称「エアコンマニア」のオーブルデザインがお送りする
2009年夏のエアコンの選びかた!!その2
夏のエアコンを購入しようとお店や、ネット検索するとまず部屋の大きさを選択しなければならないことに気づきます。そこでたぶん多くの方が設置する部屋の大きさを調べて、6畳だったら6畳用、12畳だったら12畳用を選ぶと思います。
さて、この部屋の大きさの表示を信用してよろしいのでしょうか?
答えは信用しないほうがよいです。
「その1」でもお伝えしたとおり、「緑の家」では24畳の部屋に6畳用エアコンを設置します。もちろん12畳用エアコンを設置してもよいのですが、断熱気密性能が凄く高いので6畳用エアコンの能力で問題なく24畳を暖房、冷房できるから価格の安い6畳用を設置するのです。もちろん8畳用エアコンを設置してもOKです。
6畳用エアコンと12畳用エアコンの購入価格差は約4万円ですし、暖房時の能力はそう大きく変わりません。ですので、冷房時の最大負荷が3.0KWくらいであれば6畳用エアコンを使います。ちなみに12畳用のエアコンの暖房最大能力7.7KWというのは、皆さんが大きな熱量を発揮すると想像している薪ストーブと同じくらいです。いまどきのエアコンは結構暖房能力が大きく、メーカーも暖房時の能力について重きをおいております。
さて、冷房時の最大負荷3.0KWの目安は、その部屋でガスコンロを使う、大きい窓がたくさんあるかどうかです。大きな窓がたくさんあるLDKでガスコンロをお使いの方は12畳用エアコンの方が無難なときもありますが、高い性能の家ではカタログ表示の概ね4倍から6倍くらいの部屋の大きさでも冷暖房が可能です。ですのでエアコンの選び方その1では、最小能力機器のである6畳用エアコンで順位をつけたのです。6畳用エアコンの方が12畳エアコンよりCOPが高いこともそのひとつですが・・・。
いつも「速冷」が必要な場合は、カタログ表示どおりの機器設置がよろしいですが、20畳もある部屋で20畳用エアコンは非常に高価です。迷わずコストバリューの12畳をお勧めします。10分くらい待てば12畳用でも涼しくなります。
当ブログに拙宅の「屋上菜園」が登場しますが、いまいちピントこないというお問い合わせを頂きます。
上の写真の黒い部分(左側下)が車庫です。その上が屋上で菜園となります。当初は車庫の場所が畑だったのですが、お隣ができ日当たりが悪くなったので10年前に畑を自宅ではやめました。このように街中の家の日当たりはでは、菜園は難しいと思います。
しかし家庭菜園には未練があり、車庫を造るにあたり、当初はただのバルコニーの計画だったところを「ええーい!!実験的に屋上菜園にしてしまえ。ここだったら日があたる」と結構強引に考え、現在の菜園ななりました。階段などはアイアンウッドで作ってます。
これは菜園を2階の本屋から見下ろした写真です。道路より菜園がいかに高いかわかりますね。実は屋上菜園はとても構造的に難しいです。木造住宅では、普通屋上菜園と言っても、屋上の上にプランターなど載せられるデッキのようにして造ります。この間その事例を見ました。しかしこれでは菜園を一年であきらめることになります。それは、水遣りがとても大変だからです。夏の屋上(屋根上)は異常なくらい乾燥します。風や熱が地上より多くなるからでしょう。確かに最近は自動散水機がありますので、これをセットすれば水遣りはまあまあでしょうが、せっかく自然を感じる菜園なのに、水道水バンバンでは、エコではありません。プランターではミミズもすめないでしょう。やはりある程度雨だけで維持できるようにしなければなりません。
雨だけである程度維持できるようにするためには、土が厚く多くなければなりませんが、土は異常に重い物体です。土20cmでも雪1m程度あります。水を含んだ土は20cmで雪1.3m以上にもなります。
だから相当しっかりとした構造でないと屋根が壊れます。
さらに問題は根っこの処理です。この根っこの処理とは、根っこが防水層を壊さないようにしなければなりません。一年草ならよいのですが、多年草、ましては小木等は根っこが深く地中に突き進みます。これについての検証は拙宅が10年以上経ってみないと確実に大丈夫と言えません。しかし今回の構造は
合板28mm+勾配根太+合板12+12mm+FRP防水+カーペット2重+防根ネット+砂利+土30cm
9層のすごい構造ですね。これでも小木の根っこは大丈夫とは思えません(防水層まで4層)。植えないほうが無難です。
が・・・・、畑管理者は「月桂樹」を植えてます。!!(゚ロ゚屮)屮 「守り神」だそうです。m(_ _)m
楽しいものにはリスクもあります。この強風雨の寺泊で何とか20年くらい持てばと思ってます(つまり短命の恐れ)。半分トーメイの屋根があるのは、その海風を防ぐ必須部材です。
でも・・・皆さんも如何ですか?どうせ屋上菜園を造るなら車庫の上に土を入れましょう。結構作物はなりますよ。リスクはありますがとってもお勧めです。20年以上経って万一雨漏りをしたらこのように屋根を掛けるという方法もあります。如何でしょうか?