最近の業界情報によると
「ログハウスと外壁が真壁構造(伝統工法や数奇屋建築に多くある)の家の雨漏れは、瑕疵保証制度の10年保証とはならない」
となっています。
つまり工法上ログハウスと真壁構造の家は隙間が生じやすく、暴風時に雨水の浸入は起こりますので、それは瑕疵ではありませんよ。と言うことです。これには賛同します。もともとアルミサッシでさえ、著しくサッシの持つ性能超えた場合(降雨量が240mm/hで風速23m/s時W-4)、雨水が逆流し室内に流入します。しかし一時のことなのでそれは仕方無いこととなります。市街地では発生しにくいのですが、野中の一軒やや、海岸沿いの家では年1度以上はあります。これは冬の拙宅の暴風時、サッシから雨水が吹き出てくるときがあります。樹脂サッシの開き戸という引き違いサッシより水密性が数段高いサッシでもこの通りですから・・・(18年目なのでパッキンが痛んでいると思いますが)。
さてログハウス(丸太組み工法)では、建築当初から壁を構成する丸太の乾燥は大変難しいので、数年後乾燥が進みそれに伴い丸太が縮み隙間ができます。これをセトリングといい、通常セトリングの修正するのですが、それでも一様な縮みではないので隙間が生じます。そこから暴風雨時雨水が浸入します。仕方のないことですね。と言うことは気密性もないと言うことですが、そこには触れないように・・・。ログハウスが好きな方は、そのくらい何でもないことですから。
写真は風の強い冬のログハウスの外部囲いの様子。
PS・・・20年位前から寺泊にあるログハウスで有名なレストランの「WINDS」はなんともなかったのでしょうか。半端じゃない条件のところにありますよね。今度伺ってみますね。きっと初期メンテナンスがよいのでしょうね。