超高断熱の家 と 長期優良住宅

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昨日のあるトーク番組で・・・

20年前の発電の燃料の一つである原油価格は今の1/3でした
びっくりでしょう!本当です。
今後は更に急勾配で値上がりが予想されるとと説明しておりました。

勿論石炭、ガスも影響を受けて確実に上がって行くでしょう。

実はその説明をしたのは自然エネルギー普及に力を入れる「孫社長」。更に今後は更なる高騰になると予想しています。つまりどのみち電気代が急激に上がるらしいとの事。

具体的に考えれば、これから日本の原発は、定期点検に入る度に再稼働するのは相当難しい。つまり2年後には原発は国内全て休止となる事が考えられます。そうなると化石燃料由来のエネルギーに頼るしかなく、これは世界の各先進国でも同じような傾向があると容易に想像できます。

・・・つまり化石燃料の需要が増え→価格上昇

となるのですね。

だから日本の電気料金も急上昇することは間違い無いでしょう。

4年も前から予想して超高断熱住宅を勧めているオーブルデザインですが、その時は20年後の価格高騰としてました。それが3.11事故で数年後の価格高騰と凄くスケジュールが早まりました。

オーブルデザインが目指すもの①2008年記載→ここ
オーブルデザインが目指すもの②2008年記載→ここ
(①から⑤まで続いてあります)

大量の断熱材で埋め尽くされる現場

是非家の初期投資は「超高断熱」をお奨めします。特に日本海側の冬に太陽のでない地域はこれが一番重要です。その次に太陽光発電等です。最初に太陽光発電ありきではありません。先ずは少ないエネルギーで家の暖房が可能な超高断熱です。具体的にはハウスメーカーの標準仕様(Ⅲ地区次世代断熱基準)の1/3以下で暖房が可能です。この迫力は、車の燃費に当てはめるなら「大型ワンボックス車」の燃費から「プリウス」の燃費になるそんな感覚です。多分この断熱性能でないと10年後の家の資産価値は0に近いです。つまり次世代断熱基準の家は資産価値はゼロでしょう(多分)

さて・・・例えば超高断熱の家は

壁の断熱材の厚さで表現するなら今度三条で着工する最高ランクの緑の家「西裏館の家」なら
高性能GW16kg又はロックウール相当で壁350mmです。GW10kg相当なら壁460mmです。おかしいくらいの厚さです。

次に・・・

今年も長期優良住宅の補助金100万が「緑の家」の標準仕様で貰えます。

特に・・・

設計事務所はその枠が普通の建設会社より多いのがメリットです。

長期優良住宅の補助金は、年間一工務店5棟までと条件があります。これは国が広く普及させたいために一つの工務店さんには5棟しか補助金として認めていないからです。

ところがオーブルデザインは設計事務所がゆえに、工務店さんはどこでもOK。つまりまだ5棟の枠に達していない工務店さんから建てて頂ければ実質無制限の棟数の補助金が可能です。それを生かしてこの一年で既に6棟目の申請をしており、更にこの1ヶ月で後2棟の補助金申請をします。すると年間8棟の補助金申請。これは建て主さんへメリットがありますね。

通常の工務店さんは、既に補助金申請枠一杯を使っているのでもう「長期優良住宅」を勧めていないはずです。その理由も

「長期優良住宅」にするとコストがかかる・・・とか

「長期優良住宅」にしてもあまり変わり無い・・・とか

「長期優良住宅」は役所仕事を増やすため・・・とか

色々言われますが、実際コストは当事務所の場合は

設計申請事務手続きに25万
建設事務手続きに10万
申請料に5万

と合計40万アップで実質100万ー40万=60万

60万の純補助金です(ただで貰えるお金)。

更に性能のお墨付きが国から貰えるメリットがあります。

これを使わない人は少ないですね。60万をただで貰える訳ですから・・・。

オーブルデザインの自慢はこの3年前にこの補助金制度が始まってから90%の人がこれを使ってます。多分こんな住宅業者はいないでしょうね。自慢です。

さすがに所内の事務処理は大変で25万でコストは合わないかもしれませんが、何より高度のダブルチェック機能が働くので、私ども設計者も安心です(小さいミスの指摘を受けることはありますから)。今回も床高1.4mがゆえに通常の構造計算ではなくルート2とその根拠の求められましたが、まあ問題なく審査を終わりました。

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