上須頃の家 ② 真夏!一台の小さなエアコン設置でも快適か?

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敷地が大きくないため窓の取り方は大変重要。南側のみ景観がよいのでその方向を如何に生かせるかが設計の課題でした。結果キッチンに立った時にその方向に視線を向けました。

さて、先日の見学会でお越し頂いた方とこの畳の部分でお話ししていると、何か背中が冷たい・・・。その部分には暖房用の床下強制循環の吹き出し口がありました。

この吹き出しは、冬に床下暖房で床下へ送り込んでいるエアコンの暖気を、送り込み口から一番遠いこの部分で強制的に吹き出す装置です。

今回は床下エアコンは使っていなかったけれども、試運転を兼ねてこの循環装置のみ運転しておりました(エアコンOFF)。

するとこの時期の7月中旬では、室温27度よりやはり床下の温度はまだ低いので、その少し冷えた床下でつめたい空気となっていたため、この空気が背中に当ると冷たく感じたのです。

そうか!7月中ならまだ床下のコンクリートが暖まっていないので補助の冷房装置として使えていたのです。8月になれば暖まってくるのでそう上手く行かないと思いますが、この時期なら使えます。

そしてこれを応用すれば・・・

深夜電力で床下エアコンを動かして床下を冷やして蓄冷し、昼間補助冷房として使えば、昼の電力ピークカットに貢献できますね。
床下暖房は蓄熱型床下補助冷房でも使えます。凄い!

ただし注意しなければならないことは・・・

床下は掃除しないと汚いことです。今回も軽く床下を掃除しただけで、コンクリートの粉じんが舞い上がりこのようにこの吹き出し口のフィルターは真っ白。・・・床下は汚くなりがちです。

ですのでせめて床下を暖房空間や冷房空間として使う時は、掃除ができるように「緑の家」のように基礎が高く無ければ勧める事ができません。

↑大事な所です。

こんな感じですね。

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コメント

  1. 阿武隈高地 より:

     はい 楽しんでます、高くつく遊びです。
    プロではないので失敗もOKですから。
    阿武隈高地では昼夜の温度差は10℃以上有るのが常です。
    冬には20℃以上も有りました。
    従って朝の外気湿度は90%以下がないです。
    昼間も草木からの蒸発が多いのか湿度が高いです。
    深夜のみより、電気代が増えますが24時間再加熱除湿になりそうです。

  2. 匿名 より:

    poruko 様
     コメントありがとうございます。
    おっしゃるとおり昨夜から湿度はどんどん下がりとても今朝は快適な空気です。秋のような乾いた空気です。
    フェーン現象後、オーホーツク高気圧の影響でしょうね。
    夜から明け方にこんな空気になれば何時も窓を開けて眠れるのに・・・
    poruko様の言うとおりエネルギーは無駄なく使い尽くせば、あえて節電なんて家庭には必要無いくらいでしょう。そうで無ければ車でさえ乗れませんよね。

  3. poruko より:

     今日の新潟市はフェーン現象で暑かったです。手元の温度計で35度くらいでした。しかし夕方になり星空が、もしかして今夜は放射冷却現象で気温が下がるのではと思い、夜9時過ぎに
    外気温度を計測すると26.5度で湿度は55パーセントではありませんか。室内より条件のいい外気状態になったため窓を全開にしました。久しぶりに窓をあけました。やはり天然の風は心地よいですね。こういうときは通風を考えた設計に感謝です。
     床下畜冷は面白そうですね。エコキュートの冷排熱を使えれば
    さらに面白そうです。やはりここはエコキュートの室外機から放出される冷排熱を並べて置いた床下エアコンの室外機でをうまく回収し冷熱リサイクルでしょうか。
     我が家では夏場のエアコンの室外機の排熱も、もったいないのでを夜の洗濯物干しに利用しています。蒸し暑い新潟の夜でも翌朝には洗濯物がカラット干しあがっています。電気エネルギーを無駄なく使い尽くす
    ことがやはりエコかと(エコ=エコノミー(笑))

  4. オーブルの浅間です。 より:

    阿武隈高地様
    こんにちは。
    楽しそうにやってますね・・・
    しかし明け方の外気が20度とはうらやましいですね。20度まで下がれば空調室内並の空気エンタルピーです。
    こちらは明け方でも25度から26度と熱帯夜が今の季節普通です。このため冷房を始めると朝でも窓を開ける事に勇気がいります。
    そして今日は38度とフェーン現象 orz…
    除湿はやっぱりエアコンの使い方(機種も含め)で決まりますね。
    どうしても湿度を落としたければ再加熱除湿でしょうが、快適ならあまり気にしないのが一番と思ってますが、如何でしょうか?

  5. 阿武隈高地 より:

     深夜電力による蓄冷床下エアコンを試験しています。
    今までの結果では蓄冷はできます。阿武隈高地では昼間30℃以上でも夜間は現在20℃前後なので2Kw(17円)/1日位です。
    大体は朝7:00の室温23.5℃湿度65%夜7:00室温25℃湿度75%です。
     補助ではなくメインなので湿度が高くなります。木を多量に使用して夜間に除湿、昼間に吸湿させることを狙いましたが効果は?です。
    床下で逆転結露の恐れも有るので夕方から除湿運転をさせています。
    利点は床下ですから設定温度を下げられます。循環ファンを停止させていますのでほぼ輻射による床冷房になっています。
    天井は床より約1℃強高いです。暖房時より差が大きいです。
     井戸水を使用したア-スチュ-ブもどきを作成しましたが12℃では除湿効果があまりないようです。
    井戸ポンプの電気代、チュ-ブのメンテ等を考慮してやめました。
    除湿が難しいです。