緑の家(長期優良住宅)の基礎

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3週間前に見学会を行った上須頃の家ですが、少し基礎のことを書きたいと思います。

緑の家の玄関階段、ポーチは6年くらい前からこのようにコンクリートです。タイルは時々しか使いません。施工費は同じくらいでできるのでですが、私がコンクリートが好きなので標準はまずこれをお奨めします。年月が経って味が出るところにコンクリートの良さがあります。さて、今回は何時もにまして基礎の一発打ち込み仕上がりが良かったので玄関廻りも基礎そのまま仕上がりです。

その見学会にお越し頂いた方から

「オーブルデザインさんの基礎コンクリートの強度は30N/mm2と一般の21~24の1.4倍ほど高めですが、それで施工は大丈夫でしょうか? 他の工務店さんはそこまで必要無いと断言される方もいらっしゃいますが・・・」

オーブルデザイン
「見ての通りです。この綺麗な仕上がり具合・・・。コンクリート強度30N/mm2の施工は普通にできますし、事務所設立以来27~36N/mm2の範囲でしかお奨めいたことがありません。」

「それに今ネットで『長期優良住宅 コンクリート 強度』と検索して頂ければ、その多くが30N/mm2で行われています。それは鉄筋コンクリート住宅は法律で30N/mm2以上(文言は水セメント比で記載)定められているからです。木造でも基礎は鉄筋コンクリート造、だから本来のなら30N/mm2で造ってあたりまえの事です。 施工が難しいからという理由で100年持つ基礎強度30N/mm2を60年くらしか持たない24N/mm2に説明も無しで下げる事は誠意がないと思います。金額的にも一棟あたり数万の差額なのに・・・」

これは3年くらい前に宣言してますし、その当時から議論の余地はありません。当時から既に長期優良住宅の法律はありました。

30N/mm2の基礎施工完了の写真。美しいですね。

近所で見かけたとても辛い基礎。2度打ちの欠点(打ち継ぎ欠陥)が「もろ」にわかる悲惨な基礎といえる。木の構造はクレテック金物のようであるが、基礎がこれだと・・・厳しい。基礎自体の色も薄く密実さが無いような感じである。この会社はローコストので有名な長岡の建設会社さん。ローコストはこういう所が大変問題があるといえる。仕方がないと言えばそうなのだが・・・。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ご心配頂きありがとうございます。
    またご評価頂き感謝です。
    高基礎と無塗装の木はオーブルデザインの設立のきっかけとなった仕様です。
    この二つはずーと変わらないのでしょうね。
    暑い夏になるかと思いきや思わぬ洗礼に、大自然を敬いあがめた古来の日本人の想いが改めて理解できます。

  2. kotaro より:

    そちらのご近所は、大雨が大事に至らなかったようなのでホッとしました。
    基礎の写真はとてもがっしりしていて美しいですね。オーブルさんの基礎の話を聞くたびに、どうして新潟から遠い関東の近所の工務店さん達は高基礎は無駄な経費がかかるだけですとの見解なのだろうかと思っています。
    ところで、節電でここ数日は世の中(環境)が涼しくなった気がします。家庭、ビル、工場等のエアコンの排熱空気量は減っているでしょうから、トータルで環境に排出される熱が減っているはずです。測定比較ができていないので何とも実証できませんが。