表題でお気づきの方はいらっしゃらないと思いますが、先日ご紹介した
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.87W/m2k その②」と言う家が
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.83W/m2k その③」と変わりました。
着工寸前でその時でも驚異のQ値0.87W/m2Kという断熱性能からもっと断熱性をあげたいとご希望がありまして、そこで天井上断熱材と基礎壁面断熱をアップしました。
アップした内容は・・・
当初 天井上フェノールフォーム厚60mmを3枚の所
↓
天井上フェノールフォーム厚60mmを4枚に
当初 基礎内壁フェノールフォーム厚60mm2枚の所
↓
基礎内壁フェノールフォーム厚60mm3枚に
しました。
フェノールフォームは現在市販される断熱材の中では最高性能を誇る断熱材です。それはGW断熱材(10KG)で倍の性能ですから、今回の厚さは24cmは48cm相当の断熱材となります。約50cm・・・凄いです。
他部分で性能をあげる計画もあったのですが、リフォームで性能の上げにくい駆体の性能アップが良いのではとの建て主さん判断できまりました。そのアップした金額43万。これもなかなか良い金額です。フェノールフォームの値段は割高ですが、経年変化の少なさ、他の断熱材と比べて薄くても性能が高い所がよいですね。
しかし耐雪2mで耐震等級3+という性能は相当な木を使います。
ピロティーと言われる地上階から見ると天井もないのに空まで見えないくらいの「木材」の量!
高さ(業界では背といよぶ)39センチの木が横91cmピッチでズラッと並び、更にその上に2層の床・・・。設計者もびっくりするほどの木の量とその複雑な構成。これは構造見学会で見て頂きたいです。ホントに良く設計するねと自画自尊。
と言うことで近日中に構造見学会を行います。
3枚の重なりが見えますが、実はこの下にもう一枚すき込んであります。
垂木は38*140@455で軒の出950あまり・・・
窓の大きい超高断熱で耐震等級3なら必ず必要な引き抜き耐力6トン用の金物。頼りになる金物。一番大事なことは耐震性の計画。