浦佐の家 模型と 石上の家 上棟

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最もシンプルな細長いシルエット

新潟県で屈指の豪雪地帯である魚沼・・・そこに浦佐の家は計画されます。

コーナーサッシは南北方位より越後山脈の方角に向けて計画。その雄大さが窓に切り取られる。

とにかく毎年積雪が3m以上を覚悟しなければならない地域に建つ家は、一番に考える事は雪にどう向き合うかです。今回は自然落雪とし、従って建物形状は奇抜ではなくオーソドックスな「緑の家」が更に単純な形状になります。

敷地は段差がありが平らなところを選んで母屋は計画される。

片流れ三角形屋根で雪を後方へ落とし、そこへ融雪よう地下水を噴霧して雪を処理します。よってこの地域にありがちな高床式ではなく、半分の高さになる高基礎程度に留めて計画します。
豪雪地の高床式は冬期に1階が車庫になり土地の有効利用や全体のコストが有利です。しかし冬期以外は何時も空中に浮いたような浮遊感が歳を重ねた時、ベト(大地)との距離感が嫌われる事があります。その点「緑の家」の床高1.5mはその浮遊感が少なく冬期以外の生活にも馴染むことが出来ます。


単純で綺麗な屋根になるように腐心する

実際は車が止まっているところに車庫が建築されますが、この段階では車庫は後回しで、まず住居部分を先に作るとの事です。

しかし・・・外部スタッフN女子はたった20分くらいの打ち合わせで、何時も形が全く違うこのような模型が出来ると・・・ホント感心しております。

続いて・・・話題は石上の家の上棟です。

フラットな桁上断熱下地が浮かび上がる石上の家。桁の木が太く揃っていてこの構造材を見ていても大変気持ちがよい。

さてこの晴天に石上の家の上棟は昨日から続いていおります。いつものように「緑の家」の高い基礎と単純な形態、木の外壁となります。


完成姿はこの模型のようなシンプルな家

作業性のよい桁上断熱

貫通部気密処理が入念に行われる。

SSプラン普及タイプにSSプラン 標準タイプの桁上断熱をオプション追加しているので、2階の屋根を造る前にこのようなフラット床が一度造られます。その上に気密シートやλ=0.02の断熱材60mmを3枚=180mmを貼り付けてGW換算で360mm分の断熱性能を確保します。この後三角形の屋根をつくる事になります。

飛行機雲がくっきりわかるような青空は上棟には最高の天候。

すると桁上断熱独特の一母屋が桁上に設置されこれがケラバの軒先を造ります。構造の美しさはそのまま強さになります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする