どうして無塗装の木なの?とのご質問で。

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私は家を造る・・・家は緑と共にある。

今日上野住宅建材さんで勉強会を行った。

その時質問で

「なぜオーブルデザインさんは外壁の木の無塗装を勧めるのですか?塗装ではなく・・・」

この質問は私の家に対する想いをお伝えするのにふさわしい質問。

そこで・・・

「ターシャの家のような、緑と花に囲まれた美しい家にしたいから」

私のHPに14年前からある言葉・・・「環境住宅 緑の家」とは、このような花と緑に違和感なく、そして周囲の環境を引き立てるような家の事です。

窓の外を見てください。外に生えるブナの木の幹を・・・。

シルバーグレー色ですね。このシルバーグレーは幹が持つ普遍的な色です。このシルバーグレー色と緑の葉っぱ、花々・・・。このコントラストは、人が見る一番普遍的な色の組み合わせです。外壁の木がこの色になれば、一番周囲の緑に溶け込み、花が引き立ち、そして家も引き立つ・・・。花を緑を大事にする事はそこに住んでいる人の心が豊かな証拠です。

だから私はこのシルバーグレー色になる「無塗装の木」を外壁に使いたいのです。そして仮にその木が役目を終えたとき、煮炊きやバーベキュウの燃料に使えますが、防腐剤を少しでも使用した木の上で、バーベキュウした肉を食べるのは嫌ですよね。その感覚は、人としての直感です。正しい感覚です。
無塗装の木との付き合いは数千年以上にもなりますが、塗装した木との付き合いは数十年です(端部に塗る漆やそのたぐいを除く)。だから人は無塗装の木に安全な安心感を覚えます。

ケヤキと幹と無塗装木の外壁のシルバーグレー、無塗装木の塀・・・全て同じ色。拙宅の外壁で無塗装3年目の頃の写真。

杉や檜などの針葉樹の木の外皮(幹)はシルバーグレーでなく濃い茶色です。ですのでこちらの色に惹かれる方もいらっしゃいます。実は広葉樹でも雨で濡れると濃い茶色色になります。ですので私は二つの色が楽しめる森の木「広葉樹」の幹の色、シルバーグレーが大好きです。

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