「提言10」の季節到来 その2

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今日新潟県では梅雨入りが発表になりました。確かに今朝の空気は独特の湿った空気を感じました。

Dsc06597築50年程度の外壁。くろいのはカビ。

 「提言10」の季節到来 その1から早3週間が経ちようやくその2です。

皆さんが大嫌いな「カビ」・・・

どうしてカビが増殖するか知っていますか。

簡単です。カビが他の生物の生存競争に勝ったときにカビが増殖(生える)するのです。

カビ胞子は、

・酸素
・適度な温度
・湿気(水)
・栄養
があれば直ぐに増殖します。

その条件が揃っている人の皮膚上にある胞子を洗い落とせない条件=お風呂に一ヵ月入らなくても体にカビは生えません。また味噌にも生えない(生えにくい)のは、その表面(酸素が届く範囲)ではカビが他の生物の生存競争に負けているからです。味噌は麹菌が圧倒的に強く(というか麹菌はカビですから正確ではないですね)、皮膚の表面は皮膚からの防かび物質と表面に在中する菌にカビが負けているからです。

さて、昨年自然素材にカビは生えることに見落としがちな「素材が持ち合わしている防かび物質」の期限についてふれました。身の回りにある自然素材はその防かび物質によって守られており、その物質がなくなった途端にカビが増殖することをお話ししました。

家も同じで、杉や檜など伐採されて製材されても水に触れなければ20年以上の防かび物質が残存しますが、それ以降はカビの増殖を許してしまいます。すると・・・

Dsc06611
カビの生えた漆喰。漆喰も木も20年~30年で何もしなければカビは生える。

健康的な住宅=自然素材の家と思いがちですが、

これが成り立つのは20年~30年まで。それ以降はカビとの共存か戦いになり、負けたときにある古い家独特の古臭がするようになります。それも床の裏や天井、天井裏、壁内部といった掃除できない場所からですから手の施しようがありません。

でもその対処できるのが・・・

「空調」により湿度を60%以下に常時保つことです。このような環境の場合、爆発的な増殖はなく古臭もゆっくりになるはずですから古い家とは感じにくいと思います。つまり家を長く保たせるには空調が簡単にできる家が重要なのです(新潟県の場合)。

オーブルデザインの入居しているこの建物は築35年ですが、今のところ木造家屋のような古臭はありません。多分鉄鋼構造と新建材を多用しているからもしれませんし、空調時間が長いことが理由とも考えられます。その代わり事務所内は設置してある水槽生物の匂い(笑)がするようです。

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