香りの違いを感じる家の見学会 
ヒノキVs地松

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関屋の家はAグレード+匂い超低減仕様。

神屋の家はBグレード+床高1.5m+セントラル換気。

今月行われる2棟の見学会・・・。

同じ基本性能を有する「緑の家」であるが、今回は香りの違いを感じて頂ければと思う。

「緑の家」は、壁・天井にクロス類を全く使わないので独特の新築臭がない。これを感じる事ができるだけでも大変参考になるはずであるが、今回は更に高いレベルで香りを比較出来る。これは大変珍しい機会であるはず・・・是非両方の会場にお越し頂けたら・・・と思う。

気品ある木の香り・・・ヒノキ

神屋の家では何時も定番中の定番のの床「ヒノキの節あり」無塗装を貼っており、何時も「緑の家」の香り・・・。ヒノキ独特の気品ある木の香り。

松の香りは穏やかな木らしい匂い。

一方・・・関屋の家では国産の地松の床で無塗装。巷でよく使われる欧州パインとは違い、国産材は燻蒸処理や薬剤噴霧が無い。欧州から船で運ばれるパインはその船倉内でカビが生えないように、薬剤噴霧をされていることが多い。特に床は何時も人が触れる一番決定的な部位だからこの薬剤が気になる人は国産材に拘るほうがよい。

定番の3層スプルスを使った家具。

ヒノキ床を貼った神屋の家では、何時もの定番のスプルースという木の家具たち。スプルースは香りが大変少ないので、ヒノキの香りにコーティングされてしまう。

栗の家具たちは自然系接着材に拘った。栗は堅くて適度なしなやかさがある。香りは薄いが少し重みのある感じ。

一方関屋の家では、床が香りが少ない地松なので家具に使った「栗」などの木の匂いが感じられる。つまり関屋の家ではそれぞれの家具に近寄ると、家具の木の香りがする。特にこの家具達は接着剤に膠や米糊をつかって、木の匂いしかしないからなおさら・・・。この家具は建て主さん指定の「大樹の会」さん製作、建て主さんが殆どその仕様(素材)を決められた。普段「緑の家」ではお目にかからないクリの素材の家具が多い。

関屋の家では栗の他に杉などの無垢材家具も多い。また室内扉は全て杉の無垢材となる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする