超高断熱で天然素材の完成見学会    終了 その2

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 雨に濡れることのない広いデッキ。濡れ縁の雨に濡れた感じと庭木が雨を楽しむ・・・日本人の感性。

前日の続きで写真で超高断熱で天然素材の豊栄の家をご案内します。

PS 見学会でスイーツの差し入れありがとう!S様
〃    飲み物の差し入れありがとう!Y様

オーブルデザインは完成した家の画像を大きく載せる事が多い。これは多分私がデザイナーの端くれで、このままそっくり複写する人は自分がそうであるようにいないと思っているから。でも最近は色々な人が訪れるからいちいちコピーライト(複写禁止)表現をつけなければならないので手間がかかる。写真自体というよりアイデアデザインのコピーライトという気持ちで・・・。

 東南の窓詳細。長い屋根と簾掛けのアイアンウッド(ウリン)。この配慮が超高断熱住宅の経験豊富な「緑の家」である。窓ガラスμ値0.39と日射遮蔽は大きいが更に簾でμ値を0.1くらいまで引き上げる。

 何十年経っても雨が入らないように10年で劣化するシーリング(ゴム状の物質)には極力頼らない納まり。頬杖(ほおづえ)は逆さまに付け水勾配をとり水平部分は水切りの溝を設ける。そもそも木の気候による変化にシーリングではまず追随できないので、最初からシーリングが無くてもよいように、木の外壁には必ず大きめの屋根を設ける事が重要。そんなの当たり前。だってシーリング材なんて40年前からようやく使われた素材。でも木の外壁は数百年前から使われている・・・。これは相当前から訴えているが今だ多くの木の外壁の家が屋根がない・・・。もったいない木の外壁の使い方。

部屋から見るとこのような簾受けとなる。

リビングから吹き抜けを見ると2階の洗面ボールの配管がそのまま見える。この金属管は最近好感を持たれている。確かに夜間工場見学愛好者さんもいらっしゃるので、設備のむき出しは構造美として感じる人が増えている。

なぜオーブルデザインは13年前から高価であるクレテック金物(工法)やテックワン金物(工法)を使うか・・・。それはこのような吹き抜けに現れる。羽子板金物(←是非クリック)を使うことなく法律に準拠できるから。
羽子板金物がない接合部は法律違反が多い。また耐震等級2認定の吹き抜けはこのような梁が多く設置される。見学された方から「今まで大変多くの吹き抜けの家を見たが、このように見た感じでも梁が多い吹き抜けは初めて」と言われた。

ご存じオーブル定番の2階の手洗いボール。価格は1万ちょっとの流し用ボールを使い洗面ボールとする。カウンターはあえて水に強いメラミン製。ここは自然素材に拘らない実用性を優先する。

吹き抜けに面した洗面台。デザイン優先で作ったがここは設計ミス。今は洗面台上下が遮音のためふさがれるように修正。ふと見える戸枠の「杉の木目」が木の家を実感させる。

デザイナー御用達の有名なペンダントの代表「PH5」を建て主さんがチョイス。

玄関ホールの天井高は圧巻の3m。狭いように見えて広々。

 玄関を廊下から見るとこのように見える。向って右は大容量収納をもつ家族用玄関。左は来客用玄関。最近多いパターンである。トーメイな玄関戸から前庭が見え雰囲気がよい。

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