5倍の日射の差 関東と北陸

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家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

右端の青丸は雨、あられ、雪のマーク。殆どの日で青丸がつく新潟市の天候(アメダスから)

現在まで今シーズンは雪が少ないとは言え新潟市(アメダス)では11月6日から12月5日までの1ヶ月間で雨の降らなかった日はたった5日間だけ・・・。

流石に冬の天候は慣れているにもかかわらず、これだけ雨が続くと、嫌になりました。

たった200kmしか離れていない太平洋側では、逆に85%以上が晴れ・・・。たった4日間だけの雨です。その差5.2倍・・・この5.2倍という数値を覚えていてください。

アメダスによると11月6日から12月5日までの30日間、

新潟では75.5時間の日照※、

東京では198.5時間の日照

がありました。その差2.6倍・・・

しかし実感では2.6倍以上の差があります。

※日照とは直接太陽光をうけた時。

雨や曇天の合間に1時間くらい晴れてもその恩恵が受ける事は難しいでしょう。それは、一日の中、雨が少しでも降っていれば洗濯物も外には干せないし、外仕事もできません。室内のカーテンだって雨が降っていれば、外気温が低いこの時期は閉めておくでしょう。
6時間くらい晴れていることがわかれば、外出時でもカーテンは開けていきます。多分昼の半分・・・6時間くらいの日照がないと晴れた日とは認知できないと考え、

6時間以上日照があった時間だけの総和を調べると、

新潟では35.1時間の日照、

東京では188.4時間の日照

がありました。その差5.3倍・・・
冒頭の5.2倍とほぼ同じです。

多分こちらの差の方が実際に近い感覚です。しかし国の断熱基準や各種シミュレーションのデータは上の2.6倍のデータを使います。この辺りが実際この日本海側に住んで実感しないとわからない事です。ソーラーパネルの稼働率ならわかりますが、実際の生活には違和感があります。太平洋側に住んでいてはこの感覚に気づくことはありません。関東ではこの時期、日照があれば一日ほぼ晴れている事を思い浮かべます。新潟は・・・。

何時もの曇天又はみぞれ・・・

なぜ、この地に絶対的に超高断熱が必要かは、何度も申し上げておりますが、快適性とか経済性だと言っておりますが、もしかしたら、精神安定性のために・・・と考えても過言では無いかも・・・。つまり暖かいことにお金が掛からない家・・・幸せなことと感じます。

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コメント

  1. poruko より:

     私の考えでは、関東の雨戸は防犯対策よりも、もともとは台風対策だったのではないかと思います。防犯対策ならばすべての窓に雨戸が必要かと思います。新潟では台風は来るのですが山を越えるため勢力は弱まっていますのでそれほど南風は強くないです。しかし関東の人は夜に雨戸を閉めてから寝ないと不安という話も聞きます。(新潟で雨戸をつけたら冬の断熱効果は少し上がるかも)
     山形県の内陸地域ですが以前4年ほど住んでみて驚いたのですが、晴天率は新潟より高く、晩秋から冬にも太陽が拝めます。
     山形市にいも煮会という習慣があり秋に河原で里芋の料理をするのですが、秋になると毎週末のように河原で芋煮会をしています。新潟では秋には雨か風の日が多くこのような屋外料理は不可能です。芋煮会は山形の気象が大きく貢献しています。
     そして風があまり吹かないことが屋根の形に影響しているの
    ではないかとおもいます。新潟の雨は風を伴います。しかし山形市の雨はあまり風を伴わず、屋根に勾配をつけなくても雨漏りしないのではないかと思います。新潟であの屋根の勾配だと
    雨漏りが心配な気がします。

  2. 匿名 より:

    poruko様
     何時もコメントありがとうございます。
    返コメが遅くなったのは、
    >山形県の内陸部の家は屋根の勾配が緩やかです。
    を考えていたからですが、これと言った決定打が浮かびません。もし差し支えなければporuko様のお考えを聞かせて頂ければと思っております。
    私は・・・
    雪おろし文化がそうさせたと思っております。昨年山形県に行ったときに家と家の距離が近く、手おろしによる雪おろしだから可能な配置で、融雪・凍結のサイクルが多い気候上、屋根に上がっても怖くないように屋根勾配が緩いと思っておりました。

  3. poruko より:

     「垣根の垣根の曲がり角、焚火だ焚火だ落ち葉焚き」という
    歌が音楽の教科書にありましたが、なぜ「北風ピューピュー吹いている」時期に落ち葉で焚きができるのか不思議でした。
     そして、なぜサザエさんの家は年末の大掃除で畳を外に干していたのかも不思議でした。
     山向うの関東では冬の方が晴れるのだ、と知ったのは大人になってからでした。これだから焚火も畳干しも可能だったのですね。
     家の作りも山を越えると今でも違いがあるようです。
     関東の家はなぜか南側の引き戸に雨戸がついています。
    なぜか北側にはついていません。
    (サザエさんの家も南側の縁側に雨戸がついていますが、居間の窓には雨戸はないようです)
     山形県の内陸部の家は屋根の勾配が緩やかです。
    その理由を推理するのも楽しいです。