電柱も移動され上棟を待つ日之出町の家
来週から土台敷きが行われる日之出町の家の現場です。
晴れた今日は、その基礎の良さがわかるので現場に行って来ました。
水中養生が最も良いコンクリートを造る。それと同じ状況の基礎スラブ。
段差のあるスラブなので、深い所は100mm以上の水が溜まって池のような状況であることがわかります。
水が溜まると言うことは漏れていないということ。斜め部分のジャンカは規定厚さの上の膨らみ分。
ところが・・・
基礎の外には一切水が漏れておりません。これって凄い事でしょう。
コンクリート自体は連続性がありますが、打継ぎやセパレータ、またジャンカなどでプールのような防水貯水性はできないのが普通です。従って防水塗料や防水シートを貼ってプールを造ります。
でも・・・「緑の家」の一発打ち基礎(呼び強度36N/mm2)はそれが無くとも水が漏れません(土の中に埋まる部分)。水漏れがしている大手メーカーの基礎はこちらで以前ご紹介しました。水漏れしない事は白アリ侵入防止がしっかり出来ていると言うことです。
美しい肌面の基礎立ち上がりには水漏れや湿った痕すらない、
普通は矢印のところから水が漏れるのに、全く・・・乾いております。湿ってさえおりません。
流石、付き合い15年の基礎屋さんです(上山さん、、、感謝)。
1箇所ぐらいは漏れているかなと思ってみたら、土に埋もれる外周は全くなし。室内連続部分に多少湿りがありましたが、そこは白アリのまずこない室内のつながり部分。
綺麗な立ち上がり計画・・・階段の養生はこの時期5週間くらい。その間ずっとシート養生。
遠目で眺めてもその形が秀逸でほれぼれするような基礎です。高強度(呼び強度36N/mm2)は堅いから仕上がりが良くないとか、高さ1.5mもある基礎は一発打込みが出来ないと「豪語」する業者さんがおりますが、それは腕がないだけでしょう。まさにここに現場=事実があります。
きちっと芯(通り)の出た基礎。一発打ちでしかも打ちにくい高強度コンクリート(36N/mm2)、更に一般の基礎高さの3倍ある1.5m。
冬の基礎は神経をつかい手間が掛かりますが、冬仕事の少なくなる基礎屋さんには喜ばれ、養生期間、方法さえ注意すれば最も良い湿った時期の基礎ですから高品質のコンクリートととなる事で建て主さんも喜ぶ・・・よい事は伝染します。
コメント
とうちゃん様へ
>安藤忠雄さんクラスの仕上がりかも。
そんな・・・その打ち放しとは雲泥の差があります。
所詮、基礎は基礎、安藤氏の打ち放しは「芸術」の域まで達しております。
でも・・・お褒め頂きありがとうございます。o(_ _)o
ホントに綺麗な打ちっぱなしのコンクリートです。安藤忠雄さんクラスの仕上がりかも。こういう腕の良い施工業者さんの情報が流通しないかなぁ~。