300万円以上のサーモグラフィー ④の補足 エアコン停止の映像

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④の内容で大変なミスをしましたので緊急UPします。

日之出町の家ではエアコンが途中まで停止していた。

実は読者さんから

「日之出町の家」のスリットが塞がっているのか?

との指摘があり、それをよく調べると・・・

なんと、

日之出町の家では居間の熱画像撮影時は床下用エアコンが停止しておりました。

本来床下エアコンが稼働していると多い吹き出しでその温風がわかる映像になります。
例えばこちら↓

温風が勢いよく上がる時はその周囲に痕跡が残る。

こちらも吹き出す影響が良くわかる。

このようにカーテンや壁に温風がなぞる跡がはっきりわかります。

所が日之出町の最初の画像では・・・

その上昇気流の痕跡が全くと言っていいほどありません。

この撮影時には手をかざしていなかったので実感がありませんでした。

その後床下エアコンの撮影のため床下に入ると、エアコンが止まっていたので、前先生から

「エアコンを強制的にONしてください」

といわれ事を思いだしました(前先生も覚えていらっしゃると思います)。

温度設定を22℃から30℃まで急激にあげると数分後には運転開始・・・。

クリックして撮影時間をご覧ください。

ということでこの画像は・・・


温風が上がっていない時はスリットだけ暑く見える。なるほど温風があまり吹き出していない時は温度差のみ上昇する映像が逆にわかった。こういう画像の時はスリットから「風」は僅かにしか出ていない。

こちらの画像は床下エアコンが停止しているときでした。それでもこの実力・・・
これこそ凄い事です。

この解析のヒントを頂いたMOTO様にこの場を借りてお礼申し上げます。
私は良い読者をもてて幸せですね。
ほんと感謝です。

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コメント

  1. MOTO より:

    浅間さま
    >まず最初にお礼申し上げます。
    >ミスに気づきました。
    >スリットは開いております。
    >つまり冷気に押されていることになります。
    >読者皆様を混乱させ申し訳ありませんでした。
     このような返信コメントをいただき“④の補足”も掲載された後で、
    右側スリットの隙間が塞がれている写真を目にしました。
    そしてもやもや感がどんどん大きくなる中、
    「現在は本当に開いているんですか?」
    とお尋ねするのも憚られ回りくどい長文となってしまいました。
    煩いごとを増やす結果となり、申し訳ありませんでした。
     改めて自分のコメントを読み返した感想は・・・
    「長い・・・! 読むだけで疲れる・・・!」
     まったくブログ向きではありませんね・・・(^o^)
    これからは簡潔、明瞭を心がけます。

  2. オーブルの浅間です。 より:

    ご心配頂きましてありがとうございます。
    スリットは開いております(閉める理由がなく、完成時の測定は試験的に閉めただけです)。
    今回の画像をアップしますのでご覧ください。
    >今も塞がれたままの状態ならサーモ画像も合点がいくと思いました。
    スリットが開いていてもその形状すら全くわからなくなるような状況から上の返答になりました。それしか説明が通りません・・・と思っております。

  3. MOTO より:

    浅間さま
    当記事の最初のコメント(昨日)の文末に記しましたが、
    完成時から7ヶ月後(1年前)の記事に掲載された写真では
    右側スリットの隙間は塞がれています。
    同4枚目写真(スリットあり)の直URL http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/03/04/dscf1249_2.jpg
    同5枚目写真(スリットなし)の直URL http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/03/04/dscf1250_2.jpg 
    今も塞がれたままの状態ならサーモ画像も合点がいくと思いました。
     返信コメントにはそのことについて言及されていなかったので、
    改めて、本日コメントを記した次第です。

  4. 匿名 より:

    MOTO様
     えーーと、
    すみません、よくわからないので簡単に何が変だと思われますか?
    因みにスリットと断熱材の干渉はありません。スリットが手前に必ずなっております。
    また、右サッシの右の太い巾の青い冷気は片引きの奥側可動部から多く流れているようです。

  5. MOTO より:

    浅間さま
    >エアコンが停止していると、空気が出るスリットと、
    >空気が床下内に入るスリットに分かれます。
    >それがこの左右のスリットの違いとなったと
    >考えるとスッキリします。
     “④の補足”を読んだ直後は私もそう解釈しましたが、
    読み返しを進めるうちにもやもや感が増していきました。
    そして先に記した過去ログにたどり着く前に
    下記のページに行き当たりました。
    その8枚目の写真を見た時、あることに気づきました。
    2014年7月28日 (月)
    日ノ出町の家 完成写真 超高断熱高気密   その2
    http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-a88e.html
    同8枚目写真の直URL
    http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2014/07/27/sdim2632.jpg
     “完成写真”の撮影ポイントの前後位置は家族室の扉外で、
    左右位置は床板の窓から数えて5&6枚目の間です。
    写真を拡大してスリットよく見ると、枠の中の隙間が黒い筋となり、
    所どころ大引きと思われるものも写っています。
    右側スリットは一番奥(右)端まで黒い筋が連続しておらず、
    理由は判然としません。
    ですが手前部分までの隙間は黒い筋として写っています。
    今までスリットと一括りにしてきましたが、
    この撮影アングルからは枠上面、枠縦面、隙間が見えます。
    温風が吹き出る隙間は黒い筋として写りますが、
    その黒く見える先には高基礎に貼られた断熱材がいる筈です。
     これを踏まえてサーモ画像に立ち戻ります。
    No.④2枚目の写真直URL  http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/03/08/photo.jpg
    撮影ポイントの前後位置は家族室の扉内で、
    左右位置は先のデジカメ画像より若干ですが左寄りと思われます。
    であればスリットの隙間(黒い筋)はより太く見えることになります。
     サーモ画像を500%まで拡大し観察してみました。
    左(手前)側スリットの温度分布、窓側から
    黄(緑)の強い筋 → 橙(幅狭) → 赤 → 橙(薄い)で、
    枠上面 → 枠縦面 → 隙間(黒い筋) → 枠上面と推察。
     一方、右(奥)側のスリットといえば → 青 & 緑・・・以上!
    >右手のスリットからは窓から冷やされたコールドドラフトが
    >吸込まれその影響で触れた木材が冷やされ、このような
    >スリットがわかり難い熱画像になったのではないでしょうか。
    >右スリットは形状もわからないくらい冷気に触れている事になります(空気温は測れない)。
     枠上面&枠縦面が冷やされ“青&緑”なのは理解しますが、
    隙間(黒い筋)の先には高基礎に貼られた断熱材がいる筈です。
    左(手前)側スリットは隙間(黒い筋)が赤く表示されているので、
    右(奥)側スリットにも何らかの痕跡があって然るべき思いました。
     そして昨日のコメントに記したページに行き当たりました。
    2015年3月 4日 (水)
    床下暖房(エアコン)の事・・・その4実測
    http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/3-b889.html
    同4枚目写真(スリットあり)の直URL http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/03/04/dscf1249_2.jpg
    同5枚目写真(スリットなし)の直URL http://arbre-d.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/03/04/dscf1250_2.jpg 
     “完成写真”から約7ヶ月後に掲載されたものです。
    “完成写真”撮影時には両スリットとも開いていましたが、
    上の写真を見ると右側のスリットは塞がれています。
    前述のもやもや感も解消され、昨日のコメントを記した次第です。
                      草々

  6. オーブルの浅間です。 より:

    MOTO様
    >何か釈然としない違和感を感じました。
    そうですよね。
    そう思います。
    エアコンが停止しているときの空気の動きは予測はできません。例えば今回のように室内からみて左のスリットは白く床下内の熱い空気の影響を受けております。これはつまり暖かい空気が触れている可能性が高く、一方右スリットは形状もわからないくらい冷気に触れている事になります(空気温は測れない)。
    つまりこのまま事実を受け止めれば良いわけで・・・次のように説明できます。
    床下内の空気が蓄熱でしばらく暖かく一階に上昇するならば、かならず床下へ向かって侵入する空気が無ければ上昇はありまえせん。通常エアコンが押し込んでいるので全てのスリットから吹き出されますが、エアコンが停止していると、空気が出るスリットと、空気が床下内に入るスリットに分かれます。それがこの左右のスリットの違いとなったと考えるとスッキリします。
    右手のスリットからは窓から冷やされたコールドドラフトが吸込まれその影響で触れた木材が冷やされ、このようなスリットがわかり難い熱画像になったのではないでしょうか。

  7. MOTO より:

    浅間さま
     お手数をお掛けする筈だったのに、感謝いただき恐縮です。
    冬季日射取得可能地域の者にとって、床下エアコン停止時の
    サーモ画像を見ることができ大変参考になりました。
    それを踏まえ、今シリーズを読み返してみましたが、
    No.④=2枚目の写真(④の補足=6枚目と同じ)のサーモ画像に
    何か釈然としない違和感を感じました。
     デジカメ画像の窓枠と椅子の位置関係からすると、
    サーモ画像の「21℃」表記部分が左右窓の境目です。
    左(手前)側窓スリットの右(上)端の温度表示はオレンジ色。
    ポイント表示温度「23.9℃」より高温です。
     「21℃」表記の上部には微かに緑色の温度分布があり、
    右(奥)側窓スリットの左(手前)端の痕跡が確認できますが、
    同右(奥)端のスリットの存在は認められません。
     今回の記事にある温風吹き出しの痕跡が見られないので、
    エアコン停止後ある程度(時間不明)経過していると思われますが、
    「21℃」表記の上下に隣接するスリットの表示温度はオレンジと緑。
    右(奥)側は出隅に近いにしても差がありすぎかと・・・
    そして、過去ログで床下エアコンの配置の記事に、
    日ノ出町の家の図面があったのを思い出しました。
    2015年3月 4日 (水)
    床下暖房(エアコン)の事・・・その4実測
    http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/3-b889.html
    その4枚目&5枚目の写真にスリットの画像がありました。
    4枚目=スリットあり、5枚目=スリットスリットなし
    1枚目の写真=図面画像に撮影ポイントが記されております。
    指摘が間違っておりましたらご容赦くださいませ。
                          草々