福島県 会津坂下の家 工事開始2

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穏やかな晴れの日に地鎮祭。

一昨日の日曜日に会津坂下町で会津坂下の家の地鎮祭が執り行なわれました。

浅間は地鎮祭の日取りが決まったときには既に予定が入っておりましたので、当事務所で設計を担当したスタッフMが代わりに列席させて頂きました。

晴れた穏やかな日で・・・
県外での現在進行中工事監理はこれで現在3棟目・・・。

現時点での工事監理は7棟と昨年秋にに続き再び最も多い棟数になりました。

会津坂下の家までは事務所から1時間と45分くらい・・・意外と近い。

会津坂下の家は床高1.4mと最も高い床下の仕様で且つ2世帯住宅のため少し大きめの家です。この地域の最低温度は-10度と新潟県の平野部より寒く、行政による凍結深度の設定はありませんが、参考深度として道路凍結深度に準じたGL~40cmとの見解が県にあるので、「緑の家」の基礎特徴であるフラットスラブを生かしつつ、凍結対策は捨てコンクリートとクラッシャーランを凍結深度までいれ、万一の凍結による膨張を考慮した基礎になっております。この辺りは、地域環境にあった本来の「地域風土」を大事にしております。ただ・・・元々基礎スラブからは熱が常時逃げるので、基礎下が凍ってしまうことは理論上考え難く、加えて家の周囲は雪が積もっている事も多いので、この2つがが道路の路盤と家の基礎との違いで、福島県の見解はそこからみるとだいぶ安全側にあるような気がします。・・・が、安全性が増すのであればそれでOKです。


フラットスラブの良いところは平らな事での施工性の良さ。そこを殺さず捨てコンで深度深さを対応させる。

また床下用エアコンも新潟では高地(魚沼以南)でしか設定しない寒冷地用エアコンを選定して、室外機の凍結による機能停止に対し配慮しております。寒冷地用は、封印された冷媒量が多く圧縮率を上げて氷点下の能力を改善しているだけではなく、室外機で発生するドレインを凍らせずに排出するヒーターを備えております。氷点下10度で且つ雪の積もる地域のメイン暖房機には必要な機能です。

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