2016/05/31の18時にPS以降加筆
昨日の写真(5月)。一本残らず刈り取られた草・・・。自然との戦い・・・っていう感じくらい厳しく刈る。
この風景・・・ある河川の土手です。
これを見て自然破壊と思う人は大変少ないと思いますが、田舎に住んでいるとこれはある意味自然破壊とも・・・いえます。
なぜか?
人の手が加わって草を一本残らず刈っているからです。
・・・?
以前もご案内しましたが、私達が普段目にする殆どものが自然ではなく人工的な風景です(ご批判を頂きそうな・・・)。
自然風景=その風景中、人が半分以上関与しないと定義すると・・・殆どの風景が人工風景であると考えます。人工風景は自然破壊の風景とも言えるのではないでしょうか。
田舎では膨大な人出をかけて草を刈らなければ、直ぐに野原にそして原野、雑林に、更に100年もすれば森に帰ります。この森が人の手が入らない自然となるわけです。
私は人工的でよいと思います。仮に東京のど真ん中の明治神宮の森が自然かというと、あれも人工森です。人の手が入らなければ下草が生え、杜の中に人が入られる事ができないぐらいに直ぐ変わるでしょう。
ということで・・・人は人の都合の良い環境に町を変えてきました。都市ではほぼそれが終わり人工風景が見慣れた今、
「自然破壊をを止め自然と共にある都市を」
と幻想を唱えている人がいますが、私は自然と言う言葉をもっと大切に使うか、それとも・・・
自然=人の都合の良い自然
とするか、はっきり決める必要があると思います。そこがはっきりすれば・・・
家で冬に暖房、夏に冷房しても「人にとって都合の良い自然と馴染んだ家」と認知されるようになり、網戸・通風に期待しない家でも、もっと気持ち的に受け入れられる気がします。
美麗句のように言われる「真夏の」通風を止め、人の都合で住みやすくなる空調へ今もっと受け入れる事が必要でしょう。冬の暖房のように・・・。
そして・・・まだ人工風景が完成されていない田舎に住んでいると大きな木だって自分の都合で切り倒します。
使い道は薪だけ・・・。倒木危険、邪魔になったということで人の都合で家のまわりの樹齢70年杉を伐採。
極論は・・・
地球にとっては人も自然、その人が好き勝手に何をしてもそれは地球にとっては木や草などと変わり無いこと・・・つまり地球から見れば草の刈り取られた風景もやっぱり自然風景でよい?どっち?私が間違っているのかな。
PS
このブログをアップしたら車中ラジオで日本でこれから「グランピング」が流行するとのこと。グランピングとは欧米の裕福層で流行している豪華なキャンピングのこと。
森林を切り倒して、芝生にして農薬たっぷりで虫のいない清潔なキャンプ場・・・。冷蔵庫や照明は当たり前、そのうちエアコンがもついて・・・通風を止めて空調って事に。
コメント
岩手のM様
>キャンプで空調・・・。すでにエアコン&発電機付きキャンピングカーで実践済でした(爆)。
確かにMさんはキャンピングカーでしたものね。あとシェフやコンシェルジュがいれば完璧です(笑)。
キャンプで空調・・・。すでにエアコン&発電機付きキャンピングカーで実践済でした(爆)。アウトドアは好きですが、汗ダラダラの我慢大会は嫌いです。これってアウトドアをする人の偽ざる心境だと思います。いかにいわんや一般住宅ではと思います。夏は締め切って空調大賛成です。